恐らくこの記事にアクセスされた方は
という方だと察します。
ネットで「iPhone ウェブカメラ 有線接続」などで検索を掛けても「iPhoneをウェブカメラとして使う方法」みたいな感じで関連性のないページがヒットしてしまう・・・。
そんな方にこの記事が参考になれば幸いです。
ただし、この記事も明確な答えはありませんのであくまでも参考程度にご覧いただければと思います。進展があれば随時記事を更新していきます。
ちなみに、Androidスマートフォンやタブレットは、HDMIキャプチャーボードを使えばSwitchやPS5などのテレビゲーム、パソコンのプレゼン映像を取り込んだりすることができます。
その件については過去に紹介記事を書いたので、気になる方はご覧いただければ幸いです。
iPhone・iPadでWEBカメラやHDMIキャプチャーボードは使えるの?
- iPhoneやiPadでWEBカメラやHDMIキャプチャーボードは使えますか?
- 現状ではiPhone・iPadでWEBカメラやHDMIキャプチャーボードは普通のやり方では使えません。
※後述していますが、「Accsoon SeeMo」という製品を使えばiPhone・iPadでもカメラやSwitchの映像を録画やライブ配信を行うことができるとのことです。
というのもハードウェアとOSの特性上、LightningやUSBポートから外部映像信号を受信できる機能(UVC)規格に対応していないからです。
Type-C接続が可能なiPadも同様にキャプチャーを行うことができません。
iPhone・iPadの映像をテレビやパソコンなど他のデバイスに映し出すことは、HDMIアダプタまたはAirPlayを使えば可能ですが、iPhoneやiPadにキャプチャーボードを接続してHDMIデバイスの映像を取り込む仕組みやそのようなツールは現時点では殆ど出回っていません。
殆どという言い方をしたのは下記に後述していますが、有志の方が作ったキャプチャーツールが存在するからです。但しこれらはAmazonなど有名なECモールでは販売されていませんし高価なので気軽に導入できるものではありません。
IPカメラは使えるので外部機器を録画したいならWi-Fi経由であればできなくもありませんが、それだけのために別途機材を買う必要がありますし、有線よりも映像や音声の安定性が落ちるので微妙です。
iPhone・iPadにWEBカメラやキャプチャーボードを繋げるとどうなるの?
通電はするかもしれませんが、WEBカメラやキャプチャーボードの映像を取り込む仕組みがないため無駄にバッテリーを消費するだけです。
これらの機材を使えばできなくもない
ライブ配信専用機材を使う
ライブ配信限定ということであれば単独でライブ配信ができる機材があります。
ライブ配信機器といえばBlackmagic Design社のATEM Mini ProやCerevo社のLiveShellなどがありますが、単独でライブ配信が行える機材と組み合わせることはできます。
ただ、Androidスマホを使えばスマホ本体(グーシムで200円とかで売ってるやつでもいい)と2000円前後で買えるキャプチャーボードさえあればライブ配信環境が整うのにiPhone、iPadのためにライブ配信するのに何万もする為、コストがかなり掛かります。
それだと意味がありませんよね。
一応使えそうなものはある
FEBON iCAPTURE
実はiOS用にHDMIキャプチャーツール「FEBON ICAPTURE」というものがあるんです。
しかしこれも満足して動く保証がありませんし、Amazonでの取り扱いが無いため日本では手に入れにくいもの。後LightningのみなのでiPad Air (第4世代)で使えるかも不明です。
公式サイトでは日本語ページがあり、親切に動画も用意されているため、性能面や使い方などは問題なさそうです。
ただ、どれを買えば良いのかが不明。
恐らくこれを買えば良いんだと思いますが、4万ちょいと結構いい値段。
後、最新の端末やOSには非対応っぽくておすすめしませんし、気軽に買えるものではありません。
アビコジャパン UVCライトニングパワーアダプター
2000mAhのバッテリー内蔵タイプのUVC Lightningアダプター。バッテリー内蔵式のため、iPad/iPhoneのバッテリーを消費することなく使用することができるそうです(最大4~6時間稼働)。
HDMIワイヤレストランスミッター「AURGA Viewer」
パソコン・カメラ・ゲーム機などHDMI出力端子が搭載している製品の映像を、iPadやiPhone、Androidデバイスへワイヤレスに映像を伝送・ミラーリングすることができるHDMIワイヤレストランスミッター。
映像出力デバイス側はAURGA Viewerを繋げるだけでOK。クライアント側は専用アプリをインストールすれば、映像出力デバイスの映像を画面に表示させるだけでなく、対応デバイスならタッチ操作も行うことが可能です。
価格も他の製品と比べると安価ですし、別途キャプチャーボードを用意する必要がないのが魅力的。
ワイヤレス方式のため、遅延や映像のカクつきが起こる可能性があるため、遅延なく高精細で滑らかな映像を再生する用途には不向きです。
ちなみに実現可能か不明ですが、Android・iOSには、画面をキャプチャしつつライブ配信が行えるアプリがいくつかあるため、それらと組み合わせてパソコン無しでゲーム実況ができそうな気がしました。
Accsoon SeeMo
今のところAmazonでも手軽に買えてiPhone・iPadでSwitchやカメラの映像録画・ライブ配信がまともにできそうなのは「Accsoon SeeMo」だけかなと。
MFi認証を取得しているため、iPhone・iPadと直接ケーブルで繋げば本体を認識し、自動的に専用アプリが起動するようになっています。
ただ、iPhoneにHDMIデバイスの映像を映すだけでなく、録画ライブ配信も可能。
RTMPを使用してYouTubeライブなど行うことができ、プリセット以外にも、ストリーミングサービスのURLを入力しての配信も行うことができる。
※iPhoneやiPadに給電しながらは公式では対応していないとのことなので予め十分に充電しておく必要があります。
※iPad で使用するには、Accsoon iPad ケージが必要です。
結論:パソコンやAndroidのようにはいかないけどiPhone・iPadでもHDMIキャプチャーボードを使うことは可能。
できなくもないのですが、それには専用の機材を新たに購入する必要がありますし追加費用が掛かります。
変換アダプターに関しては高価なだけではなく、最新のiPhoneやiPadでは動作しない確率が高いので、例え動作したとしても将来的な不安が付きものです。
素直にパソコンかAndroid端末を買ったほうが幸せになれそうです。