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スマホでSwitchのゲーム録画・ライブ配信のやり方まとめ

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Switchでも30秒以上録画できたらなぁ・・・。

ライブ配信でゲーム実況もやってみたい。

でもビデオキャプチャーボードはパソコンしか使えないし。

実は一部のAndroidスマートフォン(タブレット)でもキャプチャすることができます。

アプリによってはYouTubeやTwitchなどのライブ配信も可能。

今回は安価キャプチャーボードとスマートフォン、USB Cameraアプリを使って、Switchなどテレビゲームの録画・ライブ配信方法をご紹介します。

この記事を読むと分かること
  • Switchの画面をキャプチャーボードとスマートフォンを使って30秒以上録画する方法
  • SwitchをスマートフォンでYouTubeライブする方法

動作有無関係なく動作保証はしません、自己責任でお願いします。また、スマートフォンやアプリ、ライブ配信サービスのアップデート・仕様変更によっては記事の内容と異なる場合がございます。

TVゲームの画面録画に必要なもの

スマートフォンでSwitchやPSなどのTVゲームを録画やライブ配信を行うのに必要なものは

  • Androidスマートフォンorタブレット
  • UVCビデオキャプチャーボード+USB変換アダプタ
  • HDMIケーブル
  • ゲーム機
  • UVC規格対応アプリ

Androidスマートフォンorタブレット(動作確認済み端末リスト)

筆者や皆様からのスマートフォンやタブレットの動作報告は以下(動作確認済みスマートフォンリスト)にてまとめています。

リスト最終更新日:2023年4月23日0時44分

機種最終動作確認日動作確認最終チェックOS VerUSB Camera
最終チェックVer
検証動画
【スマートフォン】
Redmi Note 9S
(6GBモデル)
2020年頃現在動作不明MIUI11(Android10)不明
★Redmi Note10 Pro2022年6月12日映像:○ 音声:○
録画:○ ライブ配信:○
内蔵マイク:✕
USBマイク:✕
USBオーディオアダプタ:○
AG03:未確認
MIUI13
(MIUI12の場合映像や音声がスローになる)
Ver10.5.2
LG V20 Pro-検証機故障により動作確認困難。
動作時は映像音声録画可能
Android8-
★Alcatel Idol42022年6月12日映像:△(FullHD30fpsだとカクつく/720p30fps推奨) 音声:△(ノイズが入ることがある)
内蔵マイク:○
USBマイク:✕
USBオーディオアダプタ:✕
ライブ配信:○
Android6Ver10.5.2
★Rakuten Mini2022年6月12日映像:△(FullHD30fpsだとカクつく/720p30fps推奨) 音声:○
録画:○ ライブ配信:○
内蔵マイク:○
USBマイク:○
USBオーディオアダプタ:✕
Android9Ver10.5.2
Rakuten Hand2021年2月頃現在動作不明Android10不明
★Rakuten Hand 5G2023年4月22日映像:○ 音声:○
録画:○ ライブ配信:○
内蔵マイク:○
USBマイク:○
USBオーディオアダプタ:✕
AG03:✕(スピーカーとしか認識しない)
Android11Ver10.7.7動画を観る
★Google Pixel 4a2023年1月11日映像:○ 音声:○
録画:○ ライブ配信:○
内蔵マイク:○
USBマイク:✕
USBオーディオアダプタ:✕
AG03:未確認
Android12
Android11の場合フリーズする
Ver10.7.7動画を観る
★OPPO Reno3 A
(要OTG設定)
2022年6月12日映像:○ 音声:○
録画:○ ライブ配信:○
内蔵マイク:○
USBマイク:✕
USBオーディオアダプタ:✕
AG03:未確認
ColorOS11Ver10.5.2
【報告】OPPO A5 2020
(要OTG設定)
不明動作するとの報告のみ不明不明
【報告】Xperia XZ12021年頃動作するとの報告のみ不明不明
【報告】NEXUS52021年頃動作するとの報告のみ不明不明
【報告】Redmi Note 9T2022年6月頃映像がスローになるMIUI12不明
【報告】Galaxy S10+不明映像がカクつく
音がスローになる
恐らくAndroid11不明
AQUOS Serie SHL25不明古い端末のため画質を下げないとキャプチャが安定しないAndroid5不明
【報告】Huawei nova lite 3不明USB Cameraが動作しない不明不明
UMIDIGI A7S2021年4月頃映像・音声にノイズが入るAndroid10不明
【報告】Xperia 5 II不明マイクを使用すると動画&音声がスローになるAndroid11不明
【タブレット】
Dragon Touch K10不明何も映らないAndroid9不明
Lenovo YOGA Smart Tab10不明映像:○ 音声:○
内蔵マイク:未確認
USBマイク:未確認
ライブ配信:未確認
Android10不明
★EGBOK P8032022年7月6日USB Camera及び他UVC対応アプリで認識せず。
WEBカメラを繋げば映りはするが画質が悪い。
Android11Ver10.5.2

動作確認で使用している機材

動作確認時のUSB Cameraの設定

スマートフォンの機種やAndroid・USB Cameraのバージョンによっては動作確認済みスマートフォンリストとは動作が異なる場合がございます。

筆者が所有するスマートフォン以外の動作有無は運次第だと思ってください

USBはType-Cのものが好ましいですが、MicroUSBタイプの一部スマートフォンでもキャプチャーボードが動作することを確認しています。

Android11スマートフォンで「音や映像がスローになる」「スマートフォンがフリーズした」といった症状を私の端末でも確認しており、視聴者の方からもよく報告を受けるので、スマートフォンでキャプチャーボードを使用されたい方はAndroid11を避けて端末を選ぶことをおすすめします。

Pixel 4a、Android12にてフリーズ現象が改善

youtu.be

Android11ではビデオキャプチャーボードを接続した際にはフリーズ・ハングアップ現象が起きて使えなかったGoogle Pixel 4aですが、Android12にアップグレードした所、動作改善されていることを確認しています。

OPPOスマホではOTG接続を有効にする必要がある

OPPOスマホはデフォルトでOTG接続が無効化されているため、予めOTG接続を有効にしておく必要があります。

設定→その他の設定→OTG接続を有効にする

でOTG接続を有効にすることができます。(OPPO Reno3 Aの場合)

また、OPPOスマホは複数のUSBデバイスの接続に対応していない可能性が高く、例えばUSBマイクとキャプチャーボードを接続するとUSBマイクが使えないといったことがあります。

UMIDIGI A7Sでは高画質録画ができない

youtu.be

UMIDIGI A7Sでは搭載SoC性能の低さが問題なのか、HD画質で録画しようとすると灰色のノイズが入ることがあります。480pなら録画可能ですが音声にノイズが入ったり音ズレ、滑らかに映像が録画できないなどゲーム録画には向いていません。

UVCビデオキャプチャーボード+USB変換アダプタ

youtu.be

SwitchやPS4のゲーム画面をスマホに出力するのにはキャプチャーボードといわれるデバイスが必要です。Amazonでは様々なキャプチャーボードがありますが、最近では1,000円~3,000円くらいで最大1080p出力に対応している製品もたくさん出回っているため、比較的安価でTVゲーム実況環境を構築することができます。

【筆者オススメ】MONJA 1080P HDビデオ キャプチャーボード CJK-Z35

Monjaの類似品でMiraoというキャプチャーカードもあります。筆者の友人が購入していたのですが、仕様ははMonjaと然程違いはなさそうな感じでした。

Monjaキャプチャーボードは2022年7月18日以降「アナミトレード」が販売しているようですが、以前は「Monja Direct」が販売していました。

ちなみにMirao、1080p60fpsやUSB3.0やら記載がありますがMonjaでは1080p出力は30fpsだったため、本当なのか気になる所です。

CJK-Z35にはHDMIパススルー機能が備わっており、HDMIスプリッターなど映像分配器がなくてもスマートフォンとテレビ同時に映像・音声出力が可能。

youtu.be

CJK-Z35のレビュー記事はこちら↓

CJK-Z35ならスマホでSwitchの録画やライブ配信をしつつ遅延のない映像と音声をテレビなどに同時出力することができます

テレビ側には遅延のない映像と音声が出力されているので、快適にスマホで録画やライブ配信をしながらプレイすることができます。

また、マイク端子も備わっているのでバスパワー対応マイクを繋げばミキサー無しでゲーム実況音声を同時に収録することも可能。

ただし、マイクとゲームの音量調整はできないので、別途オーディオミキサーを使用したほうが実況しやすいと思います。

GENKI ShadowCast

端子がHDMIなので直接映像デバイスのHDMIポートに接続することができるキャプチャーボードです。

専用ソフト「GENKI Arcade」を使えば簡単にゲーム画面を録画することができます。

HDMIケーブル

ゲーム機とキャプチャーボードを繋ぐ為に必要です。

ゲーム機

コピーガードが掛かってないHDMI出力可能なゲーム機を用意しましょう。

ニンテンドースイッチは無印とLite版がありますが、Lite版は映像出力機能が搭載していませんので、無印、もしくは有機EL版を用意ください。(付属のドックを使用して映像を出力します)

また、この記事で紹介している内容はPS4 Proでも動作確認済みです。

UVC規格対応アプリ

UVC規格対応のアプリであれば、キャプチャーボードをWEBカメラとして認識し使うことができます。

以下キャプチャーボードが動作したアプリです。

  • USB Camera
  • Camera Fi LIVE

USB Camera

USB Camera - Connect EasyCap or USB WebCam

USB Camera - Connect EasyCap or USB WebCam

沈垚 / ShenYao China無料posted withアプリーチ

WEBカメラやキャプチャーボードを使用して録画やライブ配信が行えるアプリです。

Camera Fi LIVE

CameraFi Live

CameraFi Live

Vault Micro, Inc.無料posted withアプリーチ

ライブ配信に特化したアプリ。スマホ内蔵カメラと外部カメラを組み合わせた配信が行なえ、画面内にコメントを表示させたり映像に装飾を加えることができるなど、スマホで本格的なライブ配信が行えます。

その他、あると便利なもの

HDMIスプリッター(※HDMIパススルー対応キャプチャーボードの場合は不要)

HDMIパススルー機能がついていないキャプチャーボードの場合、映像遅延が気になるといったコメントをよくいただきます。その場合はHDMIスプリッターという分配器を使えばスマホとTV同時に映像と音声を同時出力できるため、遅延のない映像音声をテレビで楽しみつつスマホで録画するといったことができます。

また、HDMIスプリッターを使うことによってHDMIのコピーガード(HDCP)が外れ、映像入力ができる場合もあります。

映像にコピーガードがかかったPS3を録画するのにHDMIスプリッターが活躍します。

ちなみに上記の2つのスプリッター、類似品のようですが、ノーブランドの方は当たり外れが多いようでレビュー欄が少々荒れている様子。

「ROTECK」の方は少々値が張りますが、評価が高いので無難かもしれません。

USBハブ

USBハブがあるとスマートフォンを給電しつつキャプチャーボードが使えるため、長時間配信やオーディオミキサーを接続する時に便利です。

ただ、給電しながらキャプチャーボードやオーディオミキサーが使えないスマホもあるので要注意。

OPPO Reno3 Aがまさにそれでした。

後、パワー不足なのかキャプチャーボード使用中はスマホの充電が物凄く遅かったです。

単純にキャプチャーボードを繋ぐくらいならUSBだけのハブでも良いです。

USB-A to C 変換アダプター

キャプチャーボードにUSB-A to C変換アダプターがついていれば必要無いのですが、中にはType-Cに変換するアダプターが付属していない製品もあるので、念の為に購入されることをおすすめします。(USB-A to Cハブを使う前提であれば不要)

オーディオミキサー

スマートフォンによってはYAMAHA AG03などオーディオミキサー使える場合があります

オーディオミキサーが使えれば高音質な実況音声を収録することも可能。

スマートフォン・アプリ毎の動作有無に関してはこちらの記事で検証を行っています。

【USB Camera】スマホとキャプチャーボード・Switchの繋ぎ方とセットアップ方法

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動画では繋ぎ方やスマホでSwitchの画面録画を行う際にテレビにも同時に映像音声出力する方法についてご紹介しています。

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本記事ではUSB Cameraアプリを使って録画やライブ配信方法を紹介しています。

1.スマホにUSB Cameraアプリをインストールする

USB Camera - Connect EasyCap or USB WebCam

USB Camera - Connect EasyCap or USB WebCam

沈垚 / ShenYao China無料posted withアプリーチ

USB Camera Pro - Connect EasyCap or USB WebCam

USB Camera Pro - Connect EasyCap or USB WebCam

沈垚 / ShenYao China¥600posted withアプリーチ

USB Cameraはキャプチャーボード(+WEBカメラ)の映像をスマートフォンの画面に映したり、録画やライブ配信が行えるAndroidアプリです。

USB Cameraには無料版と有料版があり、有料版には画面上に広告が表示されなくなるほか、「ピクチャインピクチャ」のサポート、「ビデオをロック画面に表示」「接続後に自動記録」などの追加機能があります。

まずは無料版で動作確認し、気に入ったら有料版を買うことをオススメします。

2.HDMIケーブルをビデオキャプチャーボードに接続

ニンテンドースイッチをドックに装着し、ドックとビデオキャプチャーボードをHDMIケーブルで接続します。

3.キャプチャーボードのUSB側をスマートフォンに接続

USB側をスマートフォンに接続します。

4.USB Cameraアプリに権限を許可する

初回起動時に権限の許可を求めてくるので、全て許可してください。

「このUSBデバイスにデフォルトで使用します」のチェックの有無はどちらでも構いませんが、別アプリでもキャプチャーボードを使用する場合はチェック入れると切り替えが面倒だったりします。
(この設定は後で外すこともできます)

5.ゲーム機をHDMIケーブルで繋ぐ

後は、ゲーム機をHDMIケーブルで繋ぐとスマホ画面にテレビゲームの映像が映ります。

配線イメージ(筆者の場合)

自分にとって現在ベストな実況配信環境はこんな感じ。

これならテレビで遅延のないゲーム映像が観れてオーディオミキサーによって高音質な実況音声を録音することができるのでパソコンが無くても気軽にスマートフォンでゲーム実況ができます。

ただ、問題は「ゲームの音がミキサーで調整ができないこと」。

こればかりはゲーム側の設定で音量を下げるしかありません。

MAONOCASTER LiteのようなBluetoothでSwitchの音を取り込めれるようなミキサーだとゲームの音もミキサー側で調整できるので魅力です。

オーディオミキサーとSwitchをAUXケーブルで繋いで音量操作をミキサーで行うという方法もあります。その場合はUSB Camera側でキャプチャーボードの音声を無効化しておきましょう。

6.USB Cameraアプリの設定を行う

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USB Cameraアプリには様々な機能があってややこしいのですが、取り敢えず動画のとおりに設定すれば録画はできるようになります。

具体的な録画方法やライブ配信方法は後述しています。

USB Cameraの各機能紹介

USB Cameraの各機能を紹介します。

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最新版のUSB Cameraは日本語に対応しているので、本記事とは内容が異なる場合があります。

全画面表示
プレビュー画面(映像が映っている所)をタップすると全画面、通常画面と切り替えることができます。
Motion Detection(動体検出)

【英文】
After turning on Motion Detection, USB Camera will auto record video and store when motion is detected, you can also watch them from Web. Video recording will auto stop when motion could not be detected within 15 second. Please make sure your device has enough space to store video and place the device in a stable place before start.
【日本語訳】
動体検知をオンにすると、USBカメラは動体が検出されたときに自動的に録画して保存し、Web経由で表示することもできます。15秒間動きが検出されない場合、録画は自動的に停止します。開く前に、デバイスに十分な空きスペースがあることを確認し、デバイスを安定した場所に置きます。動体検知は10秒遅れてオンになります。
ADJUST(調整)

映像の色調補正などを行うことができます。
DEVICES(デバイス情報)

使用しているデバイス名が表示されます。
その他の設定項目

縦に3つ並んだ丸ボタンを押すと画面解像度の切り替えや回転、詳細設定を行うことができます。

各設定の説明は以下の青い所を押すと表示されます。

キャプチャカードの接続を解除する時に使います。
これをせずにキャプチャカードを外しても問題ない場合が多いのですが、たまに再度接続ができなくなることもあるので、外す時は、「安全取り外し」を押してから行うことをオススメします。

詳細設定を行うことができます。
設定画面の各機能については項目が多いため別のページで紹介しています。

映像の解像度・FPSを変更することができます(FormatはMJPG推奨)

オーディオを選択することができます。
(変更する項目が無ければ特に操作する必要はありません)

オーディオを選択することができます。
(変更する項目が無ければ特に操作する必要はありません)

映像を水平方向・垂直方向に反転します。

映像を90度270度に回転します。

接続デバイスの情報を表示します。

USB Cameraをバックグラウンドで起動します

USB Cameraを小窓表示(ピクチャーインピクチャー)します。

USB Cameraで録画の解像度やビットレートを設定する(Ver10.3.8対応)

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「USB Cameraは導入したけど思ったよりも画質が悪い」と思われた方向けに画質設定についての解説動画を作りました(動画で使用しているスマートフォンはPixel 4aです。)

7.録画やライブ配信を行う

USB Cameraではスマートフォンのストレージに録画したり、RTMP機能によるライブ配信を行うことができます。

録画方法

右下の赤い丸ボタンを押せばメニューが開き、IP Camera Server(ネットワークカメラモード)、Record(録画)、Snapshot(静止画撮影)を行うことができます。

なお、録画した映像は音声付きで収録されます。
(音声収録は接続機器の環境によりますがビデオキャプチャーボードの場合はHDMI経由での音声が収録されます)
ゲーム実況されている方は別途ボイスレコーダーなどを用意して編集で合成するか、マイク端子付きのビデオキャプチャを使うことで実況動画も録ることができます。

「USB Camera」で ライブ配信を行う方法

USB CameraのRTMP設定をすればパソコンや別途追加機材不要でスマホだけでニンテンドースイッチやその他HDMIに接続している機器の映像をYouTubeライブ配信することができます。

RTMP対応ライブ配信サービスであればYouTube以外でも配信可能。最新版USB Cameraでは、複数のライブ配信サービスで同時配信もできるようになっています。

また、スマホ側にマイクを繋げることで実況音声も重ねることができます。
(ただし音量調整はできないのでご注意を)

ゲームの音を聞きつつ実況音声を重ねる場合はマイク付きイヤホンを使うことをおすすめします。

2023年7月時点のライブ配信サービス検証リスト

  • YouTubeライブ:◯(配信OK)
  • ツイキャス:◯(配信OK)
  • TikTok LIVE:△(理論上配信OK)

YouTubeライブ配信を行う

youtu.be

上記動画は2023年2月4日に作成したものです。最新バージョンのUSB Cameraで今でもPixel 4aでYouTubeライブを行うことができます。

youtu.be

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まずは上記動画を参考にスマートフォンでYouTubeライブ配信画面を開きます。

YouTubeライブ配信が有効になっていることを前提にライブ配信方法を紹介しています。

1.YouTube Studioのライブ配信画面(エンコーダ配信)に記載されているストリームキーとRTMPをメモする

コメントやライブ配信状況を確認するためYouTube Studioの画面はパソコンやタブレットで見ることを推奨しますが、RTMPの設定だけであればスマホ版Google ChromeからPCモードでYouTube Studioのライブ配信画面を表示することができます。

ちなみにストリーム設定は

このように設定しておくことをおすすめします。
(手動設定にすると動画によっては正しく表示できない場合があります。)

2.YouTubeライブのRTMP情報をUSB Cameraに登録する

Settingの「RTMP Settings Manager」をクリック
画面右下の+ボタンを押し、ポップアップ画面に「Title(なんでもいい)」とストリームURL、ストリームキーを入力し「Add」を押します。(YouTubeライブ画面で説明した番号に合わせて入力してください)

RTMP Settings Managerでライブ配信サービスのストリームURLとストリームキーを追加します。

ライブ配信のビットレートを変更するには「Encoder Settings」を押し、「Custom H.264 Bitrate」にチェックを入れその下の「H.264 Bitrate」で適当にビットレートを設定します。

私は1080p30fps配信の場合、ビットレートは大体6Mbps程度にしています

3.ライブ配信ボタンでライブを開始する

ライブ配信を開始するには画面右下の赤ボタンを押した後、「ライブ配信」を押し、登録したライブ配信サービスのRTMP/SRT名を押すと配信が始まります。

複数のライブ配信サービスで同時配信を行う場合は、上記作業を繰り返します。

ライブ配信を終了する時は、画面右下の赤ボタンを押した後、「ライブ配信」を押し、「ライブ配信停止する」を押し暫く待つと自動的にライブが終了します。

YouTubeライブが終了しない場合

何時間経っても配信が終わらない場合はYouTube Studio(ブラウザ)側で配信を終了してください。

TikTokライブ配信を行う

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YouTubeとは違いTikTokの場合、ノルマを達成していないとライブ配信を行うことができません。

ライブ配信が可能な状態であれば、ストリームURLとストリームキーをUSB Cameraアプリに登録すれば配信できるかと思いますが、筆者のTikTokアカウントではライブ配信が行えないため、配信イメージで紹介しています。

「Camera Fi LIVE」でYouTubeライブ配信を行う方法

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Pixel 4a+「Camera Fi LIVE」を使ったYouTubeライブ配信方法を動画でご紹介しています。

「USB Camera」同様にYouTubeライブ以外のライブプラットフォームでも配信することができます。

遅延具合は?

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こういうキャプチャーボードは遅延が気になる人もいると思いますが、パソコンで使っているよりも圧倒的に低遅延でほとんど気にならないレベルです。

スプラトゥーン2をスマホ画面で見ながらプレイしてみましたが、バトルに影響が出るほどではないかと思います。

ただ、僅かな遅延が気になる人もいるかもしれませんので、その場合はスプリッターと呼ばれる映像分配器と、ゲームプレイ用モニターを用意することをおすすめします。

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遅延以外にも動作問題の改善を分かる範囲で動画にて紹介しています。

まとめ:気軽にゲーム配信が楽しめる

今までテレビゲームの録画はパソコンしか行えないと思っていましたが、UVC規格のビデオキャプチャーボードを使えば、スマホでもテレビゲームの録画やライブ配信が行えることに驚きました。

しかも、ハイスペックなスマホでなくても3万以下で買えるミドルスペックスマホで、キャプチャーボードやUSB Cameraなどのアプリを使えば問題なく録画ができてしまうので、ゲーム実況の敷居が低くなったのではないでしょうか。

もし、皆さんの中で「パソコンはないけどテレビゲームのプレイ動画を録りたい」という方は、Androidスマートフォンとゲームキャプチャーボードでチャレンジしてみてください。

↓参考になった方はよろしければチャンネル登録していただけると活動の励みになります。

www.youtube.com

\機材を揃える前に確認しよう/よくある質問(Q&A)

このキャプチャーボードとスマートフォンで録画やライブ配信はできますか?
詳しくは動作確認リストより対応しているかどうか確認ください。
※リストにない機種は動作不明です。

iPhoneやiPadでもSwitchの録画は可能ですか?
iPhoneやiPadは機械的に映像入力に対応していないのできません。録画できない理由についてはこちらで解説しています。

※iPadについてはType-C搭載機でiPad OS17にアップデートすればAndroidと同等の録画やライブ配信を行うことができます。
USB Cameraアプリで実況音声も録れますか?
SettingsのEnable MicrophoneとMix with USB Audioを有効にすればスマホ内蔵マイク(スマホにイヤホンマイクを繋いでる場合はイヤホンマイク)とゲームの音が同時に収録されますが、スイッチみたいに映像外部出力時に音量調整が出来ないものは実況音声がゲームの音でかき消される為おすすめしません。
映像をテレビなどモニターに映しながらプレイしたい。
HDMIパススルー対応キャプチャーボードを購入されるかHDMIスプリッターで映像を分配して下さい。
MicroUSBのスマホやタブレットでも可能ですか?
OTG接続に対応していれば可能です。(スマホによっては電力が足りない・OTG接続に制限があるなどで動作しない場合があります。)
ニンテンドースイッチライトでもキャプチャーボードは使えますか?
スイッチライトはTVモード機能(映像出力)を取り除いたモデルのためできません。
スイッチの画面を出力しながら外部映像出力したい
仕組み上、外部映像出力をすると改造でもしない限りはスイッチの画面が消灯するようになっています。
キャプチャーボードが認識しない
スマートフォンがOTG接続に対応しているか確認ください。また、スマートフォンによってはキャプチャーボードへの給電不足による動作不良を起こすこともあります。その際はUSB充電器と外部給電対応のUSBハブをご使用することで改善される場合があります。
録画した映像の音がスローになる、映像が反転する
Android11の環境でそのような症状を確認しています。
遅延はありますか?
お使いのスマートフォンによって遅延具合が変わりますが大体0.1~0.5秒程度だと体感的に思っています。
録画やライブ配信すると黒枠が表示される

「Video Format」のResolutionが「1920×1080」または「1280×720」に選択されており、Settingsの「Video View Aspect Ratio」が「16:9」になっていることを確認してみてください。
ゲームによっては画面比率・解像度が異なる場合があります。
その場合はゲームに合わせてUSB Cameraの設定の変更が必要になります。

▼参考動画

【ボイチャ向け】Switchにイヤホンやヘッドセットを繋げると配信や録画でゲームの音が鳴らなくなる
Switchはイヤホン端子やUSB端子のオーディオ機器を優先して使うように設定されているため、配信や録画でゲームの音も入れたい場合はSwitchにイヤホンやヘッドセット、スピーカーを接続しないようにして下さい。

もし、ゲーム内のボイスチャット機能を使用する場合は、オーディオ出力機能のないUSBマイクを使用することで、ボイスチャットをしつつゲームの音を配信や録画に入れることが可能です。(※カラオケマイク for Nintendo Switchにて動作確認済み)
無料版USB Cameraの広告は録画動画には消えますか?
広告はプレビュー時に表示されているだけで録画した動画には表示されません。
スイッチだけでなくPS4やPS5の映像も録画できますか?
HDMI接続でコピーガードが掛かっていなければ録画可能です。PS4の映像も録画ができることを確認しています。
ふわっちで配信したいのにできない
恐らくビットレートと配信解像度がふわっちが指定する値より高すぎるのではないかと思います。
ふわっちが対応する通常品質配信では
・ビットレート:400Kbps
・解像度:640 x 360 20fps
なのですが、USB Cameraアプリに関してはビットレートが最低でも1Mbpsとなり解像度も640×480までとなるため、最低設定にしても落ちる可能性があります。
(他の配信アプリではより低く設定できるものもあるかもしれません。)

高画質配信ではビットレートが音声・映像合わせて2000 kbps、解像度は1280×720となりますので、まずはUSB Cameraのプレビュー画面右上にある丸が縦に3つ並んでいるボタンをタップし「Video Format」をタップ。
「Resolution」を1280×720を選択、「Frame Rate」は30pでもし配信できない場合は「20p」を選んでみて下さい。
選択しましたら右下の「OK」ボタンをタップします。
次にプレビュー画面右上にある丸が縦に3つ並んでいるボタンをタップし今度は「Settings」をタップ。
英語の警告画面が出た場合は「OK」をタップ。
Server項目の「Encoder Settings」をタップ。
「Custom H.264 Bitrate」を有効にし、「H.264 Bitrate」をタップ、「1」を入力しOKをタップしてください。