Mayaコミュニティフォーラムより、Windows11環境下でMaya 2023学生版をダウンロード・インストールし、Mayaを起動した際、画面が点滅する現象が報告されています。
これ、僕も以前「Explorer Patcher for Windows 11」でも似たようなことがあって、画面が点滅するので操作が中断されまともにパソコンを操作できない状態になっていました。
どうやらエクスプローラーに影響を与えるとこうなってしまうようで、パソコンを再起動してもMayaを起動していない状態でもこの現象が発生する模様。
一旦Maya 2023をWindowsの「設定」>「アプリ」からアンインストールし再インストールした場合でも画面の点滅は改善されないとのことで、長時間放置しますと治る場合と黒い画面でとまってしまうこともあるとのこと。
原因:OneDriveを使用しているPCでMayaを使用すると、起動出来なかったり、プリファレンスが保存出来ないなどの問題が起きる
本件についてはMaya開発のオートデスク社も把握しているようです。
OneDriveを使用しているPCの場合、Mayaの設定ファイルを保存するパスに2バイト文字が含まれてしまい、正しく動作しません。以下のいずれかの方法で2バイト文字を含まないパスに変更する必要があるとのこと。
https://www.autodesk.co.jp/support/technical/article/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/kA93g000000PJw4.html
解決方法その①
OneDriveとの同期解除、アンインストールすることで改善する場合がありますが、この方法ですとOneDriveが使えなくなります。
OneDriveの同期解除またはアインインストールする (外部サイト)
ドキュメントやデスクトップの「場所」がOneDriveの下のフォルダになっている (外部サイト)
解決方法その②
環境変数 MAYA_APP_DIR を使用し、Mayaの設定ファイルのパスを変更することで改善する場合があります。Windowsの環境変数の設定で以下のようにセットしてください。
変数名:MAYA_APP_DIR
変数値:C:\Users\<ユーザ名>\Documents\maya
解決方法その②
OneDriveからMayaのドキュメントファイルを削除する。
解決方法その④
OneDrive「設定」>「バックアップ」>「バックアップを管理」より「ドキュメント」フォルダのバックアップを止めることで改善する場合があります。