こんにちはこんばんは、YouTubeチャンネル「夢野千春」で動画を投稿している夢野千春です。
今回はTP-Link AX6000 Wi-Fi 6中継器「RE900XD」をTP-Link様よりご提供いただきましたのでレビューします。
「RE900XD」、今まで紹介してきたTP-Link中継器とは何かが違います。
どんな感じなのか、早速チェックしていきましょう!
この記事はTP-Link様より製品をご提供頂いた上で記事を作成しています。
TP-Link AX6000 Wi-Fi 6中継器「RE900XD」
「RE900XD」は、TP-Link初となるマルチギガビットに対応した、デスクトップ型デュアルバンドWi-Fi 6中継器。
縦置き・壁掛け設置が可能
日本特別仕様として縦置きと壁掛けを実現。
ACアダプターを採用することで、コンセント直挿しタイプよりも柔軟に設置できるようになりました。
LANポートはギガビットポート+2.5Gbpsポート
2.5Gbpsポートを含む3つのLANポートを備えているため、テレワーク用のデスクや、ゲーム機・レコーダーなど、有線接続端末が多いテレビ台への設置にも最適。
Wi-Fiは最大6Gbps
通信速度は、高速ルーター並みの最大6Gbps(5GHz:4804Mbps + 2.4GHz:1148Mbps)を提供。
マルチギガのネットワーク回線をWi-Fi接続時でも存分に活用することができます。
自動経路選定で速度をキープ
自動経路選定やハイスピードモードによって高速で安定した接続が期待できます。
OneMeshに対応
OneMesh対応ルーターと連携すれば、ルーターと中継器のSSIDとパスワードを一本化できるので、家の中を移動しながらでも途切れることのない、シームレスなメッシュ環境も構築が可能。
Archer AX80との組み合わせで「メッシュWi-Fi×Wi-Fi 6」の快適なインターネット環境を
同じく日本特別モデルとして登場した、縦置き型Wi-Fi 6ルーター「Archer AX80」(2022年発売)と組み合わせることで、AX6000の高速接続を提供する「メッシュWi-Fi×Wi-Fi 6」の快適なインターネット環境を構築することが可能。
RE900XDのスペック
「RE900XD」のスペックは以下の通りです。
ワイヤレス
動作モード 中継器モード/アクセスポイントモード(ブリッジモード)
ハードウェア機能
ポート 2.5Gbpsマルチギガポート×1
ギガビットポート×2ボタン WPSボタン、Reset(初期化)ボタン 入力電力 100-240V~50/60Hz 消費電力 23W
ワイヤレス機能
ワイヤレス規格 IEEE 802.11a/n/ac/ax 5GHz, IEEE 802.11b/g/n/ax 2.4GHz 周波数範囲 2.4GHz及び5GHz 信号レート 2.4GHz:1148Mbps/ 5GHz:4804Mbps 受信感度 5GHz:
11ax HE20 MCS0:-93dBm, 11ax HE20 MCS11:-62dBm
11ax HE40 MCS0:-90dBm, 11ax HE40 MCS11:-59dBm
11ax HE80 MCS0:-87dBm, 11ax HE80 MCS11:-56dBm
11ax HE160 MCS0:-84dBm, 11ax HE160 MCS11:-53dBm
2.4GHz:
11ax HE20 MCS0:-95dBm, 11ax HE20 MCS11:-64dBm
11ax HE40 MCS0:-92dBm, 11ax HE40 MCS11:-62dBmワイヤレス機能 LEDコントロール
アクセスコントロール
電源スケジュール
Wi-Fi範囲設定ワイヤレスセキュリティ WPA/WPA-PSK2/WPA3 送信パワー FCC: 2.4GHz < 30dBm, 5GHz < 30dBm, 6GHz < 30dBm
その他
認証 FCC, RoHS パッケージ内容 RE900XD本体
電源アダプター
LANケーブル
スタンド
かんたん設定ガイドシステム要件 Microsoft Windows 98SE, NT, 2000, XP, Vista™ or Windows 7, 8, 8.1, 10, MAC OS, NetWare, UNIX or Linux
Internet Explorer 11, Firefox 12.0, Chrome 20.0, Safari 4.0等のJavaが利用可能なブラウザ動作環境 動作温度: 0℃~40℃ (32℉ ~104℉)
保存温度: -40℃~70℃ (-40℉ ~158℉)
動作湿度: 10%~90%
保存湿度: 5%~90%
RE900XDの価格
Amazonにて15,900円で販売されています(2023年2月20日調べ)。
RE900XDの同梱品
パッケージはお店で並んでいたら瞬時にTP-Link製品だと分かるようなカラーで、「RE900XD」の性能や搭載機能について詳しく書かれています。
「RE900XD」のパッケージには、以下のものが同梱されていました。
- 「RE900XD」本体
- かんたん設定ガイド
- 保証書(3年)
- Wi-Fi 6製品にWi-Fi接続できない場合は?
- GNU General Public License Notice
- 電源アダプタ―(ケーブルの長さは145cmくらい)
- LANケーブル(カテゴリー5E・長さは120cmくらい)
- スタンド
RE900XDの外観
「RE900XD」はこんな感じ、白を基調としたシンプルでスッキリとしたデザイン。
正面には、Wi-Fiルーターと接続する時に便利なWPSボタンにLEDインジケーター。
LEDインジケーターは、左側面からでも確認することができます。
LEDインジケーターが示す「RE900XD」の状態はこのようになっています。
上部には排熱用のスリットが設けられており、下部には排熱用スリットとスタンドを取り付けるための溝が設けられています。
右側面には、「Reset(初期化)ボタン」「ギガビットLANポート x 2」「2.5Gbps LANポート x 1」「電源端子」があります。
背面はこんな風になっていて、真ん中にスタンドを取り付けるための溝が設けられています。
本体サイズは高さ200 × 横189 × 厚み59 mm。
重さを測ってみますと547gありました。設置場所によっては耐荷重とかあると思いますので、そういった時の参考になればと思います。
RE900XDを使ってみての感想
次にRE900XDを使ってみての感想を以下のカテゴリーに分けてお話していきます。
- サイズ感は?
- Wi-Fi性能は?(通信速度・飛距離・同時接続耐性・同時接続耐性)
- 設定のしやすさは?
- 発熱は?
サイズ感は?
「RE900XD」を手にして最初に思ったのが本体の大きさ。
中継器にしてはかなり大きめで、従来のコンセント直挿しタイプや、iPhoneSE2と並べてみますと、その大きさが伝わるかと思います。
ただ、アンテナ内蔵式なので見た目はスッキリしていますし、従来のTP-Linkルーターや中継器と比べて威圧感がだいぶ緩和されています。
縦置きにすれば机の上にひっそりと置けるので思っていたよりも設置がしやすいと感じました。
このように壁掛け設置もできるのでコンセント直挿しタイプよりも柔軟に設置できるのが良いですね。
付属のACアダプターはちょっと大きいので、電源タップによってはこんな風に隣のコンセントを埋めてしまうこと。
その時は、縦向き接続が可能な電源タップを使うか、もしくは写真のように電源タップの一番端に接続することで、隣のコンセントとの干渉を回避することができます。
Wi-Fi性能は?
次にWi-Fi性能について思ったことなんですが、中継器とは思えないくらいかなり通信速度が速い印象でした。
どれだけ速かったのか以下のパターンに分けて検証してみました。
接続パターン1「RE900XDをeo光有線ルーターのAPとして使用した場合」
接続パターン2「Archer AX73をeo光有線ルーターのAPとして使用した場合」
接続パターン3「RE900XDとArcher AX73をOneMesh接続した場合」
測定結果
僕の家の場合、どの接続パターンでも十分速いんですけど、「RE900XD」をeo光の有線ルーターと2.5Gbps LAN接続してアクセスポイントとして使った方が一番速度が出ていました。
てか「Archer AX73」よりも通信速度が速かったのには驚きましたね。
OneMesh接続すると「Archer AX73」を電波を中継する形となるのでちょっと速度が落ちているのですが、「Archer AX73」だけ使うよりもWi-Fiが安定しているかなって感じです。
設定のしやすさは?
専用アプリ「Tether」を使えば、画面の指示に従うだけで簡単にセットアップが行えますし、管理画面もスッキリしているのでどこに何の機能があるのか把握しやすく使いやすいのが魅力に感じました。
また、接続しているTP-Linkルーターや中継器を「Tetherアプリ」で管理と操作が行えますし、TP-Link IDと紐づけることによって出先からでもリモート操作が行えるので、僕みたいにルーターや中継器の設定をこまめに変えるような人にとってはTetherアプリは手放せません。
セットアップ方法についてはRE605Xの記事をご参考ください。
ネット機器に詳しい方はブラウザ版管理画面でより高度な設定を行うことができます。
もっと簡単な設定方法としてはこのWPSボタン。
お使いのルーターにWPSボタンがあれば、ルーターと「RE900XD」のWPSボタンを押すだけで自動的に接続してくれますし、OneMesh対応ルーターをお使いであればOneMeshも自動的にやってくれる(要ルーター側でOneMesh有効)ので、ほんと手間いらずで簡単。
ネット機器に詳しくない方でも導入し易いのではないかと思いました。
※OneMesh対応ルーターのOneMesh機能はデフォルトで有効になっています。
発熱は?
コンセント直挿しタイプだと部屋の温度20度くらいで37度くらいありましたが、「RE900XD」は25度くらいと低く、夏場でも動作の安定性が期待ができそうです。
RE900XDのレビューを動画で観る
動画でも「RE900XD」について分かりやすく紹介しています。
まとめ
「RE900XD」は、
- コンセント直挿しタイプの中継器では物足りなさを感じている方
- Wi-Fiルーターだけだと家中をカバーできず困っている方
- 有線ルーターを無線化したい方
にオススメできる中継器です。
お値段はAmazonで15,900円と中継器にしては高めではありますが、Wi-Fi 6対応で最大6GbpsのWi-Fi性能、更に2.5Gbpsポートとギガビットポートが備わっていると考えると、妥当な価格かなと思いました。
ただ、有線ルーターを無線化したいのであれば、今、Amazonでちょっと安くなっている「Archer AX80」が良さそう・・・。
「Archer AX80」もアクセスポイントとして使えますし、もちろん普通にWi-Fiルーターとしても使えます。更にUSB接続もできるので、簡易NASとしても良さそうなんですよね。
でも、「Archer AX80」は中継器としては使えないんです・・・。
なので、今のWi-Fi環境では満足されてない方は、Wi-Fiルーターを「Archer AX80」など新しいものに変えてみて、それでもWi-Fiが安定しないのであれば、コンセント直差しタイプや「RE900XD」といった中継器を導入されることをオススメします。