こんにちはこんばんは、YouTubeチャンネル「夢野千春」で動画を投稿している夢野千春です。
最近はワイヤレスイヤホンが主流になってきてますが、現役で有線イヤホンを使っている人も多いハズ。
でも今のスマートフォンはイヤホンジャックが廃止されているものが多く、そのままでは有線イヤホンが使えない。
こんな風に変換アダプターを使えば有線イヤホンは使えますが、今度は充電ができない。
なんかいいのないかなぁと100円ショップ「ワッツ」を漁ってみたところ、「Bluetooth オーディオレシーバー(以下EC002と記述)」とやらを発見。
買ってみたのでレビューしていきます。
パッケージ・同梱物の確認
まずは、パッケージと同梱物をチェック。
商品パッケージには、実際の商品本体がプリントされており、大きさや形状をイメージしやすくなっています。
パッケージの背面には製品の特徴や注意事項、製品仕様などが記載されています。
Micro USBケーブルは同梱されていないので、持っていない方は、合わせてケーブルも買っておくことをオススメします。
製品は株式会社E Coreさんが作っているようです。E Coreさんのことは存じなかったので調べた所、ワッツ以外にもダイソーとか他の100円ショップでもオーディオ機器や充電ケーブル・モバイルバッテリーなど電気小物商品を手掛けている会社さんみたいです。
電気小物商品の企画及び製造・販売を主力事業とする会社。
e-core2006.co.jp商品パッケージの中には、「EC002」と取扱説明書が同梱されていました。
製品仕様
「EC002」の製品仕様は以下の通り。
バッテリー リチウムポリマー電池(110mAh) 通信方式 Bluetooth 標準規格 Ver5.1 出力 Bluetooth 標準規格 Power Class2 対応Bluetoothプロファイル HFP、HSP、A2DP、AVRCP 対応コーデック SBC 変調方式/周波数帯域 FHSS/2.402GHz~2.480GHz 最大通信距離 約10m ※使用環境により異なる ペアリング登録可能台数 8台 再生周波数帯域 100Hz~20kHz マイク指定特性/感度 全指向性/42dB 出力音圧レベル 95±5dB 充電時間 約2時間 再生可能ファイル MP3、WMA、WAV、APE、FLAC 連続再生時間 約6時間 通話可能時間 約6.5時間 連続待受時間 約150時間 許容動作温度/湿度 0℃~40℃ 20%~80%(結露が無い場合) サイズ W16.5 ✕ D15.5 ✕ H52.2mm 重さ 約9g 材質 ABS、鋼、リチウム電池
外観チェック
次に「EC002」の外観を見ていきましょう。
正面にはボタンがあります。マイクもどこかにあるのですが何処にも見当たらず、正面に見えている穴はLEDランプです。
各ボタンの機能やLEDの状態は以下の通り。
側面はこんな感じ。少々繋ぎ目が気になりますが、見た目は言うほど悪くないです。
後、シャツの襟とかに装着できるクリップがあります。
上部にはイヤホンジャック、下部には充電用のMicroUSB端子があります。
背面はこんな感じ、技適マークも印字されているので日本では安心して使えますが、他の認証マークは無いので逆に海外での使用はNGなので要注意。
良かったポイント
「EC002」を使ってみて良かったポイントをまとめました。
愛用のイヤホン・ヘッドホンを簡単に無線化できる
「EC002」に繋げるだけで、お気に入りの有線イヤホンやヘッドホンを無線化出来るのが便利。
もちろんスピーカーも無線化できますよ。
指でつまめるくらい超小型・軽量
単3電池より若干大きいくらいのサイズで重さは9gと軽量のため、持ち歩きにも最適です。
有線接続よりやや音質が劣るが思っていたより悪くない
本来有線イヤホンは有線接続することを前提で設計されています。
有線接続はデバイスの音をそのままの状態でイヤホンに伝えるのですが、Bluetooth接続は音を一度圧縮した形で伝送されるため、どうしても音質が有線接続よりも劣化してしまいます。
といってもめちゃくちゃ音質が悪くなる感じではなく、ちょっと解像感や高音域が足りなくてマイルドな音質になるものの、悪くはない印象。
また、安価なBluetoothイヤホンだと、無音時に「サーーーー」というホワイトノイズや、曲の切り替わりの時に「プッ」という途切れる音が気になるのですが、「EC002」は無音と言っていいほどノイズが感じられず、素直に音楽や動画が楽しめました。
ハンズフリー通話が可能
本体内部にマイクが内蔵されているのでハンズフリー通話も可能。音質は・・・良くはないけどこんなもんかなって感じです。
オートペアリング対応
一度スマートフォンなど親機とペアリングすると次回移行自動的にペアリングを行うことが可能。
「当たり前だろ」と言われそうですが、実は「EC002」、8台までの親機を登録することができるんですよ。
ただ、同時に繋げられるのは2台までなので、他の端末にも繋げたい場合は2台のどちらかの親機のペアリングを一時的に解除(登録の解除はしなくていい)する必要はあります。
※9台目からは登録の古い順から消去されます。
ちなみに端末名は「EC002」、ペアリングするとバッテリー残量も端末側で確認することができます。
マルチポイント対応
2台の親機と同時接続し、音楽アプリなどを切り替えることが可能。
例えばスマートフォンとタブレットとペアリングして、スマートフォン側で音楽再生をしている時にタブレット側で動画再生をすると、スマートフォン側の音楽再生が自動的に一時停止され、イヤホンからはタブレット側の動画の音声が流れるようになります。
気になったポイント
逆に気になったポイントをまとめるとこんな感じ。
充電端子がMicro USB・充電しながら使えない
最近は安価なワイヤレスイヤホンでも充電端子はUSB Type-C化が増えましたが、「EC002」は今や家から無くなりつつあるMicro USB。充電ケーブルが付属していないのでケーブルを持っていない人は別途購入する必要があります。
後、充電中は使えないのが更に残念に思いました。
(視聴者質問)バッテリーが切れる前にうるさい音が鳴る?
試しに切れるまで使ってみたところ、「ポ・・・」というガイダンス音が数分置きになって30分くらいしたら「ポポポ」ってシャットダウン音が鳴りバッテリーが切れました。
びっくりするくらいの大きな音(ノイズ?)が鳴るといったことはありません。
クリップが挟みにくい
クリップは口が広がるタイプではないので、裏がモコモコしている分厚いパーカーとかだと挟みにくいと感じました。
僕は「EC002」をパーカーやズボンポケットに入れて使ってます。
オートスリープ機能がついていない
自動的に電源を切るオートスリープ機能は搭載されていないので、使用しない時は手動で電源を切る必要があります。
遅延はそこそこある
イヤホンの遅延テストでいつもやるのが「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク(音ゲー)」。
途中でライフが無くなったら遅延があると判断しています。
で「EC002」の遅延具合は、ワンテンポ遅れて音がなるほど結構遅延を感じました。
動画でも口パクが気になるほど遅延を感じるので、音楽・ラジオ専用として使うのが良さそうです。
まとめ
「EC002」の評価をまとめるとこんな感じ。
魅力なところ
- 愛用のイヤホン・ヘッドホンを簡単に無線化できる
- 有線接続よりやや音質が劣るが思っていたより悪くない
- 超小型・軽量
- ハンズフリー通話が可能
- オートペアリング対応
- マルチポイント対応
- Bluetooth独特のホワイトノイズが無い
気になったこと
- 充電端子がMicro USB・充電しながら使えない
- クリップが挟みにくい
- オートスリープ機能がついていない
- 遅延がある
税込550円という手頃な価格でお気に入りの有線イヤホンを簡単に無線化できることに驚かされました。音質も有線接続と比べるとやや劣るものの、思っていた以上に良くて気に入っています。
さらに、ズボンポケットや胸ポケットにスッポリと収まるほどのコンパクトなので、外出先でも利用しやすく、またスマートフォン・パソコン・タブレットなど、複数のデバイスと接続することもでき、利便性にも優れています。
もちろん、充電にはMicroUSBを使用する必要があり、クリップが挟みにくいなど、一部使い勝手の悪い点もありますが、コストパフォーマンスは良いと感じました。
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