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エレコム M-XT3DR レビュー、安価だけどトラックボール入門用としては厳しい

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エレコム M-XT3DR レビュー、安価だけどトラックボール入門用としては厳しい

こんにちはこんばんは、YouTubeチャンネル「夢野千春」で動画を投稿している夢野千春です。

皆さんはパソコンのポインターを動かすのに何を使っていますか?有線マウス?無線マウス?トラックパッド?もしかしたらペンタブレットという方もいるかもしれないし、タブレットパソコンだったら指やタッチペンという方も。

後、トラックボールという方もいらっしゃるでしょう。

今回は、先日開催されていたAmazonタイムセール祭りで2,969円と激安で売られていたエレコムのトトラックボール「M-XT3DR」を購入したのでレビューします。

初のトラックボールだったのでワクワクしていたのですが・・・。

メーカーさんには申し訳ないのですが、僕に合わないと言いますか素直に使いにくいです。

トラックボール全般が使いにくいのか「M-XT3DR」だけの話なのか、見極めるためにもう一台他社のトラックボールを購入したのですが、そちらは問題なかったので「M-XT3DR」が僕には合わないということに結論付けました。

何が良くなかったのか、その辺りも触れた上でレビューしていきます。

エレコム ワイヤレストラックボール(親指操作タイプ)

エレコム M-XT3DRは、親指操作型のワイヤレストラックボール。上下左右スクロール可能なホイールと進む戻るボタン、ファンクションボタン搭載の6ボタン式。左右ボタンにはOMRON社製スイッチを採用。

主な特徴

「M-XT3DR」の主な特徴をまとめるとこんな感じ。

ゲーミンググレードの高性能光学式センサーを搭載
ゲーミング向けの高性能光学式センサーを搭載することで抜群のポインタ追従性を実現。また、新型の高性能レンズと周辺の光学設計の最適化により、ポインタの動きを正確に検出。
トラックボールの支持球に人口ルビーを採用
直径2.5mmの大型人工ルビーを支持球に採用することで、トラックボールの操作感が向上。また、支持球が手あかなどのゴミに埋もれにくくなりメンテナンスの頻度が低減されました。
人間工学に基づく設計
6つの手の骨格・筋肉の動きに着目されており、窪みや膨らみを考慮した設計により、手のひらにフィットするような操作しやすい「のせ心地」を実現しているとのこと。
「進む」「戻る」「薬指のファンクションボタン」搭載、専用アプリでカスタマイズも可能
www.elecom.co.jp
左右ボタンにOMRON社製スイッチを採用、ホイールは横スクロールも可能
左右ボタンには、耐久性とクリック感に優れたOMRON社製スイッチを採用。さらに、チルトホイールを搭載しており、ホイールを傾けるだけで左右にスクロールすることができ、横長のコンテンツをスムーズに確認することができます。
1500/750カウントの2段階速度変更スイッチ
トラックボール中央にはポインタの移動速度を切り替えるための速度変更スイッチがあり、1500/750カウントの2段階に設定することができます。
メンテナンスが簡単
トラックボールは昔のボールマウスと比べて汚れがつきにくくはなっているもののどうしてもボールやボールを支える支柱に汚れが溜まってしまい、こまめにメンテナンスする必要があります。
「M-XT3DR」は裏面の穴に指が入るので簡単にボールを取り外すことが可能。ボールや内部を簡単にメンテナンスすることができます。
無線方式は2.4GHz帯を採用
無線方式は2.4GHz帯を採用しており、約10mの範囲で非磁性体、約3mの範囲でスチールデスクなど磁性体上でも使えるようになっています。また、付属のワイヤレスレシーバーは1円玉くらいのサイズなので、ノートパソコンのUSBポートに接続したまま持ち運ぶことが可能。レシーバはマウス本体内に収納できるため、紛失の心配が軽減されます。

スペック

インターフェイスUSB
コネクタ形状USB(A)オス
対応機種USBポートを装備したWindows OS、macOS搭載機
対応OSWindows 11、Windows 10、Windows RT8.1、Windows 8.1、Windows 7、Windows Vista、Macintosh OS X 10.10 ※各OSの最新バージョンへのアップデートや、サービスパックのインストールが必要になる場合があります。※Windows RT8.1では横スクロール機能は使用不可。
分解能750/1500カウント(切り替え可能)
通信方式GFSK方式
電波周波数2.4GHz帯
電波到達距離磁性体(鉄の机など)の上で使用する場合:3m
非磁性体(木の机など)の上で使用する場合:10m
読取り方式光学センサー方式(不可視波長域)
ボタン数6個 ※ホイールボタン含む
ホイール数1個
横スクロール機能
レシーバ収納
連続動作時間ローエナジーモード:約125時間、ハイスピードモード:約76時間
連続待機時間ローエナジーモード:約694日、ハイスピードモード:約694日
想定電池使用期間ローエナジーモード:約273日、ハイスピードモード:約176日 ※1日8時間のパソコン操作中5%をマウス操作に割り当てた場合
電源(本体)単3形アルカリ乾電池、単3形マンガン乾電池、単3形ニッケル水素電池のいずれか1本
定格電圧(本体)1.5V
カラーブラック
外形寸法(マウス本体)幅94.7mm×奥行124.4mm×高さ47.9mm
サイズ分類Lサイズ
質量(マウス本体)約128g ※電池を含まず
外形寸法(レシーバ)幅13.1mm×奥行18.2mm×高さ5.0mm
質量(レシーバ)約2g
付属品動作確認用単3形アルカリ乾電池×1、ユーザーズマニュアル×1
保証期間6カ月間
その他※保証書は同梱しておりません、購入が証明できるレシートや領収書を保管ください。

同梱物・外観チェック

「M-XT3DR」のパッケージは茶箱の簡易梱包。内部はプラスチックで保護されています。

ちなみに僕が買ったのはブラックボールモデルです。レッドボールの方が感度が良いと聞くのですが、なぜかブラックの方が安かったので安さにつられて購入したのですが、安い理由がなんとなくわかったかも。その件については後ほど触れます。

中身を取り出すと、トラックボール本体以外にマニュアルと単3電池1本とレシーバー(本体の裏に収納されてます)が付属していました。

付属のレシーバーはこんな感じ。同社のワイヤレステンキー「TK-TDM017BK」に付属しているレシーバーと形状が全く同じでしたが、ロジクールのUnifyingレシーバーみたいに共有して使うことはできませんでした。

ボールは光沢感あるブラックで、ボールの周りは周囲がよく写り込みます。ボールは裏面から指で押し込んで取り外すことが可能。

ボタンは、進む戻るボタンに、左クリック右クリックボタン、上下左右のスクロールに対応したホイール、薬指に当たる部分にはファンクションボタンを備えるなど全部で6ボタンあります。どのボタンも押した感じが結構柔らかいので、しっかりクリックしている感が欲しい方は苦手に感じるかもしれません。

後、静音ボタンではないため、「カチカチ」とクリック音はありますが、進む戻るボタンだけは「コツコツ」といったおとなしめの音でした。

LOW時(750カウント)
HIGH時(1500カウント)

ホイール下には、ポインター速度を750/1500カウントに切り替えることができるスイッチを搭載。LOWだと遅く、HIGHだと速くポインターを動かすことができます。

作業に応じてわざわざマウス設定画面を開いて速度を変えなくてもスイッチを切り替えるだけで済むのは楽で良かったです。

裏面はこんな感じ。電源オンオフや、ボールの取り外し、電池交換はここから行います。レシーバーを収納するためのポケットも付いています。

電池カバーを外すとこんな感じ。単3電池1本で約273日使用可能。

エレコム マウスアシスタントでボタンカスタムが可能

M-XT3DRには、「エレコム マウスアシスタント」という専用アプリが用意されており、このアプリを使うことによって各ボタンのキー割当などを行うことができます。

インストール方法

ダウンロードページ下部にある「許諾書に同意してダウンロードする」を左クリックします。

www.elecom.co.jp

ZIPファイルの保存先を決めて「保存」を左クリックします。

ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。

「mouse_driver_ma5209000.exe」をダブルクリックします。

「ユーザー アカウント制御」画面が表示されたら「はい」を左クリックします。

言語を選択して「OK」を左クリックします。

他のマウスユーティリティがインストールされている場合はアンインストールする必要があるとのこと。パソコンには「Logicool Options」がインストールされてるのですが、気にせず「OK」を左クリックしました。

「次へ」を左クリックします。

「インストール」を左クリックします。

インストールが完了するまでしばらく待ちます。

インストールが完了するとパソコンを再起動する必要があります。選択項目を選び、パソコンを再起動します。

デスクトップ、もしくはWindowsボタンか検索ボタンから「エレコム マウスアシスタント 5」を起動します。

できること

「エレコム マウスアシスタント」を使うことで、各ボタンや左右スクロールボタンへの機能設定やスクロールを一定時間自動的に行う「フライングスクロール」、上下左右のボールの動きに合わせて、ショートカットキー操作やアプリを開いたりすることができる「ジェスチャー機能」、「プレゼンテーションモード機能」の設定を行うことができます。

www.elecom.co.jp

使ってみて気になったこと

ボールがスムーズに回転しない、滑りが悪い、カクカク引っかかりを感じる

youtu.be

「M-XT3DR」を使ってみて最初に思ったことは、付属のブラックボールがスムーズに回転しないことです。どんなにオイルや潤滑剤を使ってボールや本体内部を磨いても滑りの悪さは変わらず、「ガッ!ガッ!ガッ!」という引っかかる感触があります。特に縦方向への回転で引っかかりを強く感じます。この問題のため、細かな操作やウェブサーフィンでのリンクボタンの押しにも苦労し、ストレスを感じました。

ちなみにロジクールの「ERGO M575」の水色のボールと交換してみたところ、トラッキング精度は変わらないものの、ボールの滑りが良くなり、引っかかりがかなり軽減されました。

また、「ERGO M575」に「M-XT3DR」のブラックボールを装着してみましたが、若干の引っかかりは感じたものの、ストレスを感じるほどはなかったため、ボールだけの問題ではない気がしました。

ELECOM製トラックボールマウス用の34mmレッドボールもあるのですが、これにしたら良くなるのかな・・・。

てか、ブラックボールモデルが安いのって「合わなかったらこのレッドボール買ってね」って言う意味では・・・?となると本当にお得なのはレッドボールモデルかもしれない。

センサーのトラッキング精度が悪い

ボールの滑りも満足できないものですが、センサーのトラッキング精度もあまり良くなく、「ERGO M575」と比べると細かい操作が全く行えません。ボールの引っかかりを活かせば真っ直ぐな線は書きやすいものの、カーブを描くような直感的な操作は厳しいと感じました。

電池持ちがイマイチ

単3電池1本で約273日使用可能とのことですが、ロジクール「ERGO M575」は2年持つのであまり電池持ちはよくないです。せめて1年はもってほしいところです。

まとめ:入門用としてはおすすめできない

初めてのトラックボールだったので、どんな感じなんだろうと「M-XT3DR」でデビューしたわけですが、正直トラックボール初心者の方にはおすすめできない製品だと感じました。

操作の慣れ以前にボールの滑りが悪く、センサーもポインターが空回りすることがあり、「トラックボールってこんなにも使いにくいんだ」とトラックボールそのものを否定してしまうほど僕には合いませんでした。ボールを変えたらマシにはなるもののメインで使うのは厳しい。

結局僕は、「M-XT3DR」が届いた翌日にロジクール「ERGO M575」を買って今落ち着いている感じです。

やっぱマウスやキーボードはロジクールが無難ですね。またレビューします。