毎日色んなデジタルデバイスに囲まれている筆者。
最近の製品はバッテリー内蔵式で充電できるものが多いのですが、マウスやキーボードは充電式だとバッテリーが寿命来たら使えなくなるのでメイン機は未だに電池式。
リモコンや時計なども電池式なので未だに何やかんやで乾電池が必要です。
ただ、マンガンやアルカリ電池は一度使い切ると終わりだしリサイクルに出すのが面倒。
ニッケル水素だとパワー不足で動かない製品が多い。
どうにかならないかなぁと思っていた時に、リチウムイオン電池なのに乾電池のように使える電池が登場。
今注目されている次世代電池です。
今回はBLUEDOT USBリチウムイオン電池を3種類買って使ってみた感想をお話します。
BLUEDOT USBリチウムイオン電池
BLUEDOT USBリチウムイオン電池は、乾電池タイプのUSB充電が可能なリチウムイオンバッテリーです。
BMB-MR4(単4白色タイプ)
800回の繰り返し充電が可能な単4形USB充電式リチウムイオン電池。
別売のMicroUSBケーブルを繋いでUSB充電器やパソコンなどで充電できるようになっています。
価格は4本セットで1,980円(税込)
バッテリー性能は1.5V 667mAh(1,000mWh)で動作温度範囲は10℃から50℃。
充電時間は1時間。
充電中はLEDが緑に点滅、充電が完了すると消灯します。
BMB-MR3(単3白色タイプ)
800回の繰り返し充電が可能な単3形USB充電式リチウムイオン電池。
充電方式はBMB-MR4と同じMicroUSBケーブルで充電するタイプ。
価格は4本セットで1,980円(税込)
バッテリー性能は1.5V 1,600mAh(2,400mWh)で動作温度範囲は-10℃から50℃。
充電時間は2.5時間。
充電中はLEDが赤く点灯し、充電が完了すると緑に点灯します。
BMB-MRU3(単3緑色タイプ)
800回の繰り返し充電が可能な単3形USB充電式リチウムイオン電池。
充電方式はキャップを外すとUSB端子が出てくるので、USB充電器やパソコンのUSBポートに直接接続して充電することができます。
価格は4本セットで1,980円(税込)
バッテリー性能は1.5V 1,200mAh(1,800mWh)で動作温度範囲は-20℃から60℃。
BMB-MR3より容量が少ないのはUSB端子を設けたからだと思います。
充電時間は1.2時間。
充電中はLEDが赤く点滅し、充電が完了すると常時点灯に変わります。
ニッケル水素電池との違い
BLUEDOT USBリチウムイオン電池はニッケル水素電池とは違い、1.5Vの出力電圧をバッテリーが切れるまでキープすることができるので、パワーが必要な動く子供のおもちゃから、パソコンマウス・キーボードなど幅広い機器で使うことができます。
またリチウムイオン電池は充電速度も速くニッケル水素電池よりも3分の1の時間で充電可能。
充電はUSB充電器やモバイルバッテリー、パソコンなどUSBポートで気軽に充電ができます。
リチウムイオン電池と聞くと「爆発しないか」不安になったりしますが、過充電、過放電、過電流、短絡、高温からバッテリーを保護する機能も搭載されているのと、電気用品安全法(PSE)も取得されているので安全にも配慮されています。
こんな機器で使えます
- マウス
- キーボード
- 子供のおもちゃ
- 携帯ゲーム機
- 時計
- リモコン(学習式でないもの)
オススメしない使い方
メモリー機能がないエアコンリモコンでの使用はやめたほうが良い
パナソニックエアコンのリモコン(ACXA75C11050)で試しにUSBリチウムイオン電池を入れて使ってみたのですが、時々リモコンのディスプレイが消灯して操作ができないことがあるんです。
フル充電して1日で使えなくなることもあって何かおかしいと思いマウスや時計に入れてみると問題なく動くので、ACXA75C11050との相性問題かなと思いました。
後、ACXA75C11050はメモリー機能が搭載されていないため電力が途絶えると設定がリセットされます。
メモリー機能が搭載されていないリモコンでの使用はやめておいたほうが良いかもしれません。
ミニ四駆公認競技会には使えない
ミニ四駆のことは専門外ですが、タミヤミニ四駆公認競技会では、タミヤ以外の電池は使用できないと規則に書かれているため、あくまでもプライベート用として使うのが良いかと思います。
BLUEDOT USBリチウムイオン電池のレビューまとめ
BLUEDOT USBリチウムイオン電池のメリット・デメリットをまとめるとこんな感じ。
- USBで繰り返し充電できるのでランニングコストが安い
- ニッケル水素電池よりも大容量でパワフル
- ニッケル水素電池よりも充電時間が短い
- パソコンやモバイルバッテリーなどで気軽に充電できる
- 普通の乾電池として使える
- メモリー機能がないリモコンなどは突然反応しなくなることがある
- 一度に大量充電ができない
- リチウムイオンなので破裂の危険性が無いか不安
- 普通の電池よりも1本辺りの単価が高い
アルカリ乾電池だと100円ショップで5本105円(1本25円)で売られているものもあるので、1本辺り495円のBLUEDOT USBリチウムイオン電池は初期費用が高い印象があります。
マウスや時計とかに使うと1度に数年は使えるので気にならないと思いますが、子供のおもちゃとかになると話は別。
数日で電池が切れるのでアルカリ電池だとランニングコストがかなり掛かります。
例えばアルカリ電池を充電式電池と考えると、24回でBLUEDOT電池と同等の出費になり、800回とすると16,800円ととんでもない額の出費になる。
16,800円あれば美味しい食べたりちょっとした旅行にも行けます。
繰り返し充電ができる電池は、短い目で見れば高額ですが、長い目で見れば環境にもお財布にも優しいエコな電池。
またニッケル水素電池よりも3分の1ほど充電時間が短いため、午前中に電池が切れたらお昼に充電してまた午後に使うといったこともできます。
もし、最近電池の消費が激しいと思われた方は充電式電池に切り替えてみてはいかがでしょうか。