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Arrows Tab Q508/SEをイオシスで6980円で購入!コスパ最強のタブレットを徹底レビューしてみた

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こんにちはこんばんは、YouTubeチャンネル「夢野千春」で動画を投稿している夢野千春です。

今回は、イオシスで6,980円という破格で売られている富士通のWindows10タブレット「Arrows Tab Q508/SE」。

特に今タブレットを必要とはしていないものの、価格と昔に他の富士通のWindowsタブレットを触ってきた懐かしさもあって思わず衝動買いしてしまいました。

monosuki-tech.hateblo.jp

といっても僕、今までARROWS TAB Q506 MEやSTYLISTIC Q702/Gなど買ってたんですけどどれも定着しなかったんですよね・・・。

「Q508/SE」はどれくらい持つかな・・・。とりあえずどんな感じなのか、チェックしていきましょう。

「ARROWS Tab Q508/SE」外観チェック

ARROWS Tab Q508/SE

まず初めに外観チェックをしていきます。

付属品は、「Q508/SE」本体に拡張クレードル、ACアダプターが2つとなります。(ペンは付属していない)

ACアダプター

ARROWS Tab Q508/SEのACアダプターとクレードルのACアダプター

ACアダプターは2種類付属。小さい方(左側)は「Q508/SE」を直接充電するためのもので、大きい方(右側)は専用クレードル用のACアダプター。

拡張クレードル

ARROWS Tab Q508/SE用のクレードル

拡張クレードルはどっしりした感じで質感がよく、そして安定感があります。多少スレや傷がありますが特に気にならないかなと。

イジェクトボタンは、タブレットが挿入されていない時は凹んだ状態となります。

右側面にUSB3ポートが2つ。背面には左からUSB3ポート、VGA出力ポート、HDMI出力ポート、LANポート、セキュリティポートとまるでパソコンのようにポート類が充実しています。

左側面後ろにはACアダプターを接続するための電源端子があります。

本体

ARROWS Tab Q508/SE本体

「Q508/SE」本体はこんな感じ。画面(のフィルム)に多少傷など付いて入るものの使用中はあまり気にならない。

画面上部には200万画素のインカメラを搭載。カメラの右側には撮影ステータスを表すLEDと・・・白くて丸いのはなんでしょうね(照度センサーでした)。

ここにも白い円が・・・どっちかが照度センサーだと思うんですが、製品ページを確認してもわかりませんでした。

クレードルやキーボードとドッキングする時の位置合わせマークだそうです。

ARROWS Tab Q508/SEのポート類

端子類は左側に集約されています。ちなみにUSB Type-Cポートから充電することもできますが、急速充電非対応で5V1.5Aくらいしか充電できず、通電しながら充電するといったこともできません。そのため、コンセントから充電ができないいざという時の為用と考えたほうがいいです。(後述していますが、USB充電も可能でした)

充電LEDは、充電中はオレンジに点灯し、充電完了・充電していない場合は消灯します。

※USB Type-AはVer 3.0、Type-CはVer 3.1

右側にはペンホルダーとストラップホールのみ。ちなみに左右にあるストラップホールはペンの紐を通す用みたいです。

底面には、左右に拡張クレードル装着穴と中央にドッキングコネクタがあります。

上部には、電源ボタンにボリュームボタン、後、どうやって使うのか不明なショートカットボタンもありました。マイクは2つ搭載。マイクの音質は下記の感想動画の中で音質テストしています。

背面は写真では分かりにくいですが、凹凸がありザラザラとした触り心地。

これくらいアップで撮ればザラザラ感があることが伝わるかと思います。ちなみに、四角のスリットの部分は、一般モデル用の「Q508/SB」に搭載している指紋認証センサーがある部分みたいです。

机の上に置いた時に滑って落下しないよう4隅には滑り止めも付いています。また、MIL-STD-810G規格に合格しているため、かなり堅牢性の高い設計となっており、万が一落下しても壊れにくくなっています。どれほど丈夫なのかについては、下記に耐久テストの記録をまとめています。

背面にはフラッシュ付き800万画素のアウトカメラを搭載。カメラの右側にある小さい穴は撮影中に青く点灯するようになっています。

>ARROWS Tab Q508/SE 重量

本体サイズは、263.4×169.1×11.3mm。重量は約580gと10.1インチディスプレイ搭載と本体の見た目に反して軽量でした。

ARROWS Tab Q508/SE レビュー

できること・苦手なことリスト

僕が使ってみての話ですが、「Q508/SE」ができることや苦手なことをまとめました。

魅力なところ
  • 文書作成:メモ帳や軽量のテキストエディタを使えば意外とサクサク入力できる。WordPress上も画像やブロックを使いすぎなければ割とスムーズに動作する。純正キーボードを使えばポメラライクな感じで使える。
  • 動画視聴:YouTube・プライムビデオ共に解像度を720p程度にすれば快適に視聴できた。
  • 電子書籍:10.1型WUXGAの解像度ディスプレイを搭載しているため、細かい文字も鮮明に表示され読みやすい。Windows版Kindleが使えるためAmazonの電子書籍も問題なく閲覧可能。
  • ネットラジオ:内蔵スピーカーの音量がそこそこ大きく聞きやすいため、ラジオ視聴用としても最適。
  • レトロフリーゲーム:PentiumⅢ程度で動くゲームなら、互換性さえクリアすれば普通に遊べた。
  • ネットサーフィン:サクサク快適とは言わないが、普通に見れるレベル。タブを開きすぎなければ、スクロールがガックガクしたりボタン押して数十秒待たされたりとかもっさり感は殆どない。
  • ツイキャス:他の作業しながらとか「わんコメ」を使いながらは重たいが、他何も開かなければ問題なく配信できるレベル。内蔵マイクの感度も割と高い。
  • DTM(作曲活動):DAWソフトを入れれば作曲も可能。USB Aポート搭載なので、MIDIキーボードと直接接続して使うこともできる。遅延もほぼ感じられなかった。
  • プログラミングVisual Studio Communityなどプログラミングソフトを入れることでプログラミングも可能。コードだけならVisual Studio Codeを使った方が、スムーズにコードが書ける。
  • プレゼンテーション:PowerPointなどを使用することで打ち合わせや会議などのプレゼン用としても使用可能。拡張クレードルを使用すればHDMI・VGA経由でプロジェクターに映像出力が可能。タブレット本体にあるUSB Type-CはDP ALTモードに対応しているため、対応モニターに映像出力することもできる。
気になったこと
  • 動画編集:720pくらいがギリ編集できるレベルで高画質編集は厳しめ。
  • YouTubeライブ配信:OBS Studioとの相性が悪く、OBS起動中物凄く動作が遅くなり静止画でもまともに配信ができない。(480pまでなら配信できました
  • 3Dゲーム:スペック不足でまともに動かない
  • Twitter:閲覧も投稿もできるが、CPU使用率が高いため、他の作業しながら開くと急激に「Q508/SE」の動作が遅くなる傾向がある
  • Bluetooth接続:高負荷状態になると入力が受け付けなくなり、そのままBluetoothデバイスとの接続が切れたままになることがよくある。※Bluetoothの電源設定・サービス設定などで対策可能

ディスプレイは10.1インチのWUXGAで画質良好


「Q508/SE」は、10.1インチのWUXGA(1920x1200)ディスプレイを搭載。IPS方式を採用しているため、広視野角で色の再現性が高く、画質が良いため、動画やゲームを視聴したり、Webサイトを閲覧したりするのにちょうどいいです。また、10点マルチタッチに対応しているので、指の操作もスムーズ。

電磁誘導方式の専用スタイラスペンを使えば、筆圧のある線を引くこともできます。

バッテリーの劣化はどれくらい?

バッテリー劣化具合を知りたくてバッテリーレポートで調べることに。

バッテリーレポートの作成方法は以下の通り。

  1. 「Winキー+Rキー」を押し、「ファイル名を指定して実行」の入力欄に「cmd」と入力
  2. 「powercfg /batteryreport」と入力して実行。

すると、ユーザーフォルダの中に「battery-report.html」が作成されるので、ダブルクリックして開きます。

ということで開いてみたのですが、「CYCLE COUNT(充放電回数)」が17回と殆ど充電が行われていないことが判明。

ただ、「FULL CHARGE CAPACITY(フル充電容量)」が26,231mWhと「DESIGN CAPACITY(バッテリーの設計容量)」より6,919mWhほど少なくなっているのでかなり劣化が進んでいることが分かりました。

ちなみに、プライムビデオを1時間再生した場合、バッテリー残量は100%→75%ほど減少しました。

内蔵スピーカーの音質は?

youtu.be

Windowsタブレットに搭載しているスピーカーってあまり良くないイメージなんですが、「Q508/SE」は正面左右にスピーカーが配置されているので、ダイレクトに音が耳に伝わりとても聞き取りやすい。音量もかなり出るので、動画やラジオを存分に楽しめます。

防水・防塵性能は?

防水/防塵/耐薬品機能のチェックのため各基準に沿った以下のような試験を実施されているとのこと。

防水試験

  1. 散水装置を用い、各散水口あたり10ℓ/minの水量で、あらゆる角度から最低10分間散水(IPX4相当)
  2. 内径6.3mmの注水ノズルを使用し、約3mの距離から12.5ℓ/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を照射(IPX5相当)
  3. 常温で水道水の水深1.5mのところに沈め、約30分間放置(IPX8相当)
  4. プール水(塩素濃度0.4~1.0mg/ℓ)での防水試験を実施。(プール水に浸けた後は、水道水で洗い流し、乾かしてから使用すること)

※訪問修理対応モデルを選択した場合はIPX4相当までの対応

youtu.be

お風呂でも使えるか検証してみた結果、壊れることなく使用可能。また、画面が水で濡れたり、濡れた手で画面を触っても、誤反応を起こすことなく操作や入力を行うことができました。

防塵試験

粉塵にタルクを使用し、器具の内圧を大気圧よりも2kPa減圧した状態で8時間試験を行う。(IP5X相当)

耐薬品試験

使用薬品を含ませた布を装置で拭く
使用薬品:①IPA(イソプロピルアルコール)(99.7%) ②エタノール(99.5%) ③次亜塩素酸ナトリウム(1.0%)

※耐薬品機能はカスタムメイド

MIL-STD-810G規格ってどんなもん?

「Q508/SE」はアメリカ国防総省が規定する米軍採用規格(Military Specifications and Standards)試験レベルの耐久性、堅牢性を備えており、富士通では第3者機関に委託し、下記のテストを実施しているそうです。

  • 振動:車両による1,600kmの陸上輸送に相当する振動を与える
  • 落下:122cmの高さから、18方向(各面、角、辺)の合板上に落下させる
  • 衝撃:1軸1方向あたり3回(合計18回)の衝撃を与える
  • 粉塵:防塵試験用粉塵の中に6時間さらす
  • 湿度:湿度95%の環境に10日間さらす
  • 高度:高度4,570mでの操作を再現する
  • 高温:動作時 50℃、非動作時70℃の高温環境にさらす
  • 低温:動作時 マイナス20℃、非動作時マイナス30℃の低温環境にさらす

※本テストはデータの保全を確認するものであり、装置本体の機能・性能を保証するものではない。

とりあえず、過酷な環境でも動作するよう、非常に頑丈に作られていることが分かりました。

BIOS画面も見れる

電源を切った状態で音量-ボタンを長押ししつつ電源ボタンを押すとBIOS画面を表示することもできます。

youtube.com

BIOS画面が表示できない方は、ボタンが正しく押せてない場合がありますので、動画を参考にチャレンジしてみてください。もし、この方法でもBIOS画面が表示出来ない場合は、Windowsの設定からでも表示させることができます。

youtu.be

USB Type-C経由で映像出力が可能

「Q508/SE」に搭載しているUSB Type-Cポートは外部モニターへの映像出力(DP ALTモード)に対応。デル C1422HのようなUSB Type-Cポートしかない液晶モニターでも変換アダプターや外部電源不要で使用することができます。

※DP ALTモード対応USB Type-Cケーブルが必要です。

USB Type-C充電も可能

上記画像のBIOSの電源設定とWindows11の環境でUSB Type-C経由で充電を試してみた所、USB経由で充電できることを確認しています。

使用しながら充電すると、満充電まで大体3,4時間ほどかかります。

PD(パワー・デリバリー)対応なのかは不明ですが、充電チェッカーで調べた所、19Vは出ていたため、高速充電には対応してそうです。(充電器によっては5V充電になる場合もあります)

▼使用した充電器

Bluetooth接続が不安定かも

「Q508/SE」に限らず、Atom搭載のWindowsタブレットはなぜかBluetooth周り不安定で、Bluetoothキーボードやマウスを使っていると突然接続が切れてしまい操作できなくなることがあります。

そんな時は、以下のことを試されるとマシになる場合があります。

  1. ドライバをアップデートするドライバページより「Q508/SE」のBluetooth・Wi-Fi関連のドライバをダウンロードし、アップデートすることで改善される場合があります。
  2. Bluetoothネットワーク接続を無効にする:「設定」>「ネットワークとインターネット」>画面右側の「アダプターのオプションを変更する」で「Bluetoothネットワーク接続」を右クリックし「無効にする」を左クリックすると頻繁な切断が改善される場合があります。
  3. Bluetoothサポートサービスを再起動する:「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択>「services.msc」と入力して「OK」を左クリック>「サービス」ウィンドウが開き、一覧から「Bluetoothサポートサービス」の項目をダブルクリック>「スタートアップの種類」を、「自動」に設定>同じタブ内の下部にある「停止」ボタンをクリックしてから、「開始」ボタンをクリックしてサービスを再起動。既にサービスの状態が「停止」の場合は、「開始」ボタンを左クリックする>設定を変更したら「OK」をクリックしてプロパティウィンドウを閉じる。
  4. インテルドライバー & サポート・アシスタントを使う(非推奨):メーカーが提供しているドライバより最新版のものにアップデート出来たりするが、メーカーが動作確認していない可能性があるため、不具合が生じる場合がありあまりおすすめしません。

てかCore iシリーズの方がコスパ良いのでは?

富士通のタブレットってCore iシリーズのモデル「STYLISTICシリーズ」もあって、そっちも結構中古価格が安かったりするのでそっちの方が良いのではと思う方もいらっしゃるかと思います。

ただ、過去経験上、STYLISTICシリーズの冷却ファンってかなりうるさかったり、画面の品質がよくなかったりで結局定着しなかったんですよね。

「Q508/SE」は、CPU・GPU性能は褒められたものではありませんが、防水防塵+ファンレスなのでめちゃ使い勝手いいんですよ。

動画で感想を観る

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まとめ

「Atomプロセッサーだし、メモリ4GBしかないし、使い物にならないかもなぁ・・・。」と頭の中では分かっていても価格と持ち運びやすいWindowsマシン欲しさについ衝動買いしてしまいましたが、意外と動いてくれて驚きました。

あれやこれやとマルチタスク処理は苦手だけど、1つのことをやらせたら結構スムーズに動いてくれるんですよね。

動画も問題なく観れるし、文書作成も文句なし。ちなみにこの記事も「Q508/SE」で執筆しています。

期待していた以上に動いてくれたので、結果的には買ってよかったです。

▼純正キーボード使ったらさらに快適になりました。

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▼YouTubeライブができるようにしてみました。

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