貯金をしたいのでそろそろ物を買うのを控えたいと思うこの頃、その意思に反してLenovoのAndroidタブレット「Yoga Smart Tab10 ZA3V0052JP」を購入しましたのでレビューします。
Lenovo Yoga Smart Tab10
Yoga Smart Tab10は10.1インチのAndroid9搭載タブレット。
タブレットとしてだけでなくスマートホームハブとしても利用可能。
ヨドバシドットコムではメモリ3GBモデル(税込28,380円)と4GBモデル(税込32,780円)とありますが私は4GBモデルの方を購入しました。
スペック
Yoga Smart Tab 10OS Android 9.0→10 プロセッサ Qualcomm Snapdragon 439
4コア 2.0GHz + 4コア 1.45GHzGPU Qualcomm Adreno 505 メモリ 3GB or 4GB ストレージ 32GB or 64GB
(MicroSD最大256GBまで)ディスプレイ 10.1インチ(1920 x 1200)IPS液晶
(10点マルチタッチスクリーン)バッテリー 7000mAh
(11時間駆動)無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac
(5GHz/2.4GHz)Bluetooth Ver4.2 カメラ 背面800万画素AF
前面500万画素(顔認証機能付き)スピーカー Dolby Atmos、JBLスピーカー(2W)×2 マイク 3つ内蔵 防塵防水 防塵対応(IP5X)、防滴対応(IPX2) イヤホン 3.5mm マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック 充電端子 USB Type-C/QC3.0(5V2A) サイズ 約 242×166×(5.5-24)mm 重量 約 580g
キッチンなど水まわりの使用も想定されているのかIP52防塵防滴に対応していますが、防水性能はありませんので水に沈めてしまうと壊れる可能性が高いです。
AnTuTuベンチマーク
Androidスマートフォンで言うエントリークラス並のスペック。
Twitterのタイムラインをスクロールする時にコマ落ちみたいになるレベルです。
ネットサーフィンについてはページのデータサイズによりけりですが、基本的には滑らかにスクロールできているかと。
GPU性能はDragon Touch MAX10よりも上なので一応キネマスターでは1080pで書き出すことができますが、編集はよくプレビュー画面がフリーズしていたため、720pの動画素材で編集するのがギリギリといったところでしょうか。
ゲームはDragon Touch NotePad10でパズドラ・モンスト・Minecraftはそれなりに動いていたので最新の3Dバリバリなゲームじゃなければそれなりに遊べます。
Yoga Smart Tab10の外観チェック
ディスプレイは10.1インチ(1920 x 1200)IPS液晶。インカメラは500万画素で顔認証に対応。
背面には自立スタンドとAF対応800万画素アウトカメラを搭載。
背面にあるカバーを外すとMicroSDカードスロットが出てきます。
左側面にはマイク、USB-Type C、スピーカー。
右側面にはスピーカー、3.5mmオーディオ端子、マイク、電源ボタン、ボリュームボタン
上部にはマイクが搭載されています。
付属品は5V2A充電器、USB Type-Cケーブル、取扱説明書、保証書(パッケージビニールに貼付)です。
4つのモードスタイル
独特な形状ならではの利用シーンに応じて、スタンド、ホールド、チルト、ハングの4つのモードスタイルが選択できるのはYoga Tabシリーズの最大の特徴です。
「スタンド」モード
スタンドカバーがなくても自立可能。
背面の金属キックスタンドを用いることにより自立することができます。
金属スタンドで剛性が高く、スタンドモードでも安定してタッチ操作が行なえます。
角度調整はキックスタンドはロックが掛かるポイントはありますが、無段階で行えます。
ただし、角度をつけすぎるとと倒れてしまうため要注意です。
(右側の写真以上に角度をつけると倒れました)
「チルト」モード
キックスタンドを使うことにより角度をつけることが出来ます。
ゲームプレイや手書きメモを書くのに最適です。
バーチャルキーボードで文書作成もしやすい。
「ホールド」モード
スピーカーユニットが搭載しているシリンダーユニットが握りやすい形状。
電子書籍を読んだりネットサーフィンするのに最適です。
Yoga Smart Tab10はディスプレイのベゼルが従来モデルより狭くなっていますが、画面に触れてしまうといった心配はありません。
「ハング」モード
Yoga Smart Tab10を壁掛けすることができます。
キックスタンドは金属素材のため引掛けが壊れるといったことは無さそうですが、何かの拍子で留め具が外れて落下する危険性もあるので落下しても大丈夫なように対策は必要です。
寝室の壁に掛けて映画鑑賞を楽しむのも良さそうですね。
スマートハブ機能「Google アシスタント」
スリープ時に背景モードとなり、スマートディスプレイ化することが可能。
Google アシスタントを使用することにより音声で素早く情報を得たり、対応したスマート家電をコントロールすることもできます。
また3つの360度マイクを搭載することにより、部屋のどこにいてもGoogle アシスタントを使用することができます。
Yoga Smart Tab10の使用感
良かったポイント
デザインが良い
Yoga Smart Tab10本体はどの角度から眺めても高級感ある仕上がりで思わず息を呑む美しさです。
背面素材はサラサラとしたラバー素材っぽいマットな質感で手にとってみると柔らかさを感じます。
チープさなど妥協している箇所が見られず、この質感で3万前後とは流石Lenovoさんです。
内蔵スピーカーでもたっぷりな音量
Dolby Atmos対応のJBL製スピーカー(2W✕2)を搭載することにより大迫力なサウンドを楽しめることができます。
Dolby Atmosイコライザーにより更に音質を追求することも可能。
これはもうタブレット内蔵スピーカーの音質ではないです、音量も文句なし!
画面のタッチ感度が良い
こういうタブレットデバイスに求めるものは画面のタッチ感度。
安価なタブレットは「ボタンを押す」などの操作には問題なく行えるものの「文字を書く」といった点については苦手だったりします。
Yoga Smart Tab10は筆圧ペンは使えないものの100円ショップのディスクスタイラスペンでもスラスラと書くことができます。
細かい動きにもしっかり反応するため、お絵かきタブレットとしても使えそうです。
顔認証機能
簡易的なものだと思いますが顔認証機能も搭載しています。
ロック解除に掛かる時間は画面点灯してから1,2秒ほど、ゆったりしています。
カメラはメモ程度、一応アウトカメラは1080p撮影可能
画質はあまりよくありませんが、AF対応していますし内蔵トリプルマイクで声だけをクリアに録れてる感じなので記録用として使えます。
気になったポイント
今の所、個人的に致命的な問題はないとは感じているものの、少し気になったこともあったのでピックアップしました。
Amazon プライムビデオがHD非対応
これについては多くのAndroidデバイスがHDに対応していないため覚悟していたのですが、Amazon プライムビデオがHD非対応。ディスプレイがフルHDなだけに残念。
金属スタンドにゴム足が無い
材質上つけることが厳しかったのか金属スタンドにはゴム足がありません。
そのため、スタンドを開いた状態で机の上を引きずったりすると机を傷つける可能性があります。
Bluetoothデバイスが不安定
Logicool製マウス「PEBBLE M350」を使っている時に頻繁にマウスカーソルが反応なくなりカーソルが動かない、動くのに遅延が発生することがありました。
ペアリングし直すと一時的に改善されますが、暫くするとまた接続が切れるため物書きタブレット用として使うには少々不安です。
マウスカーソルが小さい
通常のカーソルの形状が小さなポイントなので非常に見にくく、よくカーソルを見失います。
一応ユーザー補助機能で拡大することもできるのですがこれはこれで外で使うのには恥ずかしい所が・・・。
結局はデフォルトのままで使っています。
パソコンのマウスカーソルくらいの大きさが丁度いいと思います。
まとめ
Dragon Touch MAX10と比べるとスペック的には大きな性能差は感じられませんでしたが、画面性能、内蔵スピーカーの音質、キックスタンド搭載などMAX10と比べると使い勝手は良いと感じました。
特に4モードスタイルはYoga Tabならではの機能、実際使ってみるともうこれ一台で十分と思えるほど快適。
デザインもおしゃれなのでカフェとかでノマドワークする時もドヤ顔で使えます。
ちなみに私はプログラミングと記事の執筆用にYoga Smart Tab10を活用しています。
こんな端末でもプログラミングできるんですよ。今の時代ってほんとすごい。