こんにちはこんばんは、YouTubeチャンネル「夢野千春」で動画を投稿している夢野千春です。
皆さんの中でライブ配信をされている方、配信画面にコメント画面を表示させてみたいと思ったことはありませんか?
例えばYouTubeライブの場合、コメント画面のURLをOBS Studioのブラウザ機能で読み込ませると配信画面にコメントを表示させることができます。
更に「Chat v2.0 Style Generator」を使えば、YouTubeライブ向けのデザイン性ある良い感じのコメント画面を埋め込むことが可能。でもこのやり方ですと、配信毎にコメントのURLを取得しOBS Studioに貼り直す必要がありますし、YouTubeしか使えないため、他の配信サービスを利用している方には微妙に感じます。
他のやり方としては「Streamlabs」を使った方法。
ログインとYouTubeアカウントに連携し、コメントボックスのデザインパターンを選び、コメントボックスのURLをOBS Studioのブラウザに貼り付けることでグラフィカルなコメント欄を配信画面に表示させることができますし、URLは一本化されるためライブ配信毎にURLのコピペ作業は不要。また、チャット欄以外にもスーパーチャットやメンバーシップ登録された際に別途アラートを表示させたり、視聴者数を表示させる機能があったりと色々できます。
今まで僕は、配信画面にコメントを埋め込むなら「Streamlabs」派だったのですが、海外ツールだからか、フォントがダサいのと微調整がしずらいためちょっと使いづらかったんですよね。
ということで探しに探しまくった結果、僕は「わんコメ」にたどり着きました。この記事ではわんコメの魅力ポイントを簡単にご紹介します。
わんコメ
「わんコメ」とは、Windows・Macで使える配信者向けのコメントアプリ。読み上げ、表示、演出、参加型管理など配信に便利な機能を簡単に行うことができます。基本的に無料で使えますが、FANBOXでの開発支援によって運営が成り立っているようで、支援額に応じて「テンプレートのクレジット表記の不要」や「PRO版の利用」権利を得ることができます。
対応配信サービス
対応している配信サービスは以下の通り(2023年5月29日時点)
- YouTube Live
- ニコニコ生放送
- ツイキャス
- Twitch
- SHOWROOM
- bilibili
- Mildom
- ミクチャ
- Mirrativ
より詳細な対応情報は公式マニュアルの方で確認することができます。
無料利用の場合はクレジット表記が必要
基本的に無料で使えると言いましたが、無料利用の場合は、配信枠のどこかに「わんコメ」を使っていることが分かるようにクレジットの記載が必要とのことですのでご注意ください。
主な特徴・使ってみて良かったところ
「わんコメ」の特徴や使ってみてよかったポイントをまとめました。
UIが非常に見やすくて使いやすい
UIはとてもスッキリとした見やすいデザイン。どこに何があるのかパッと見で分かるため、パソコンが苦手な方でも簡単に扱うことができます。
複数配信のコメントを一括取得
異なる配信サイトもまとめて取得と表示が可能。ギフトコメント専用の表示領域もあるので、普通のコメントとギフトコメントを簡単に見分けることができます。
配信画面に簡単にコメント表示が可能
配信ソフト向けのコメントテンプレートがいくつか用意されており、OBS Studioならソース欄にテンプレートをドラッグドロップするだけで簡単に表示することが可能。
そのまま貼り付けるとおそらく画面いっぱいにコメント欄が表示されるので、追加された「index.htm」をダブルクリックし、幅・高さを指定することで適切なサイズで表示させることができます。
かっこいい、かわいい感じのコメントテンプレートがいっぱい
コメントテンプレートは、シンプルな感じからLINEのような可愛い吹き出しや、とあるゲームのカッコいい吹き出しと種類は豊富。
ちょっと変えたいと言う時はオンラインエディタでテンプレートを自分好みにカスタマイズもできます。
URL固定化により変更の手間がかからない
YouTubeなど一部配信サイトではチャンネルやユーザーページのURLで最新の配信へ自動接続することが可能。YouTubeライブなら今までライブ配信毎にコメントURLをOBS Studioに指定する必要がありましたが、その手間から解消されます。
※ YouTubeはログインしていればメン限配信も自動接続できます
音声読み上げ搭載、自分のかわりにコメントを読んでくれます
音声読み上げ搭載を搭載しているので、別途外部ソフトを使わなくてもすぐにコメントを読み上げることができます。また、新着コメント受信時に効果音を鳴らすこともできます。
リスナーリスト+メモ機能付きでもう視聴者さんを悲しませない
「リスナーリスト」機能搭載で、ユーザー別にコメント数やギフト数を自動集計。ニックネームやメモをつけることもできるので、「あれ?この人だれだっけ・・・。何か良くしてくれてた気がするんだけど覚えてない・・・。」を未然に防ぐことができます。
参加型管理
参加ワードをコメントすると順番待ちリストに掲載。順番の上下やメモ、配信ソフト向けのテキスト表示もでき、配信を盛り上げてくれます。
ソフトウェア連携
ゆかりねっとコネクターNEO・棒読みちゃんと連携することができ、読み上げソフトでの読み上げやコメントの翻訳を行うことができます。
コメントによる画面演出
コメントによって画面に演出を出す機能を搭載。コメントに指定したワードを含まれていると配信画面に演出効果を表示させることができるため、視聴者さんがよりコメントするのを楽しめます。
設定方法は「WordParty」というテンプレートをOBS Studioに追加し、画面の設定を入力、画像を設定するだけで簡単に演出追加ができます。
自動バックアップ
設定やテンプレートを自動バックアップするこのも可能。PCの引っ越しや万一のときにもすぐにバックアップポイントに復元することができます。(バックアップはZIPファイルで保存されます)
リモートビュー(PRO版)
「わんコメ」で取得したコメントを同ネットワークのデバイスでも同時閲覧が可能。スマートフォン・タブレット・PCでもコメント閲覧でき、リモート側からコメント翻訳や削除、ニックネームやメモ付なども行えます。
アンケート(PRO版)
事前にアンケートを作成しコメント投票できる機能で、結果はリアルタイムに集計、グラフにも即時反映され、視聴者がコメントで選択肢を作ることもできます。
API搭載(予定)
「わんコメ」で取得・整形したコメントを取得できるAPIを搭載予定とのこと。APIを使うことで外部からコメント情報を「わんコメ」に送信することが可能になり、サードパーティアプリなどの情報をわんコメに集約できるそうです。
マニュアルが充実している
「わんコメ」そのものもとても使いやすいのですが、公式マニュアルもとても充実しているため、わざわざ知りたい機能をGoogleとかで検索する必要はなし。とてもわかりやすく書かれているため初めての方でも理解しやすいと思います。
使ってみて気になったところ
「わんコメ」を使ってみて気になったところはこんな感じ。
コメントにタイムスタンプが載せれない
「わんコメ」の画面上にはいつ投稿されたのかタイムスタンプが画面上に表示されるようになっているのですが、
ライブ配信画面上に表示されるコメント欄では表示されていません。カスタマイズすればタイムスタンプが表示できるのかもしれませんが、標準機能として簡単に表示非表示切り替えられると嬉しいです。
まとめ
今まで様々な手法でライブ配信画面上にコメントを表示させていましたが、その中では「わんコメ」がダントツで導入しやすいと感じました。
他のツールではWEBの専門知識が必要だったり、海外ツールのため英語で分かりにくくて導入までにかなり時間がかかっていましたが、「わんコメ」はシンプルなUIと完全な日本語対応、充実した公式マニュアルで操作に迷うこと無くインストールしたらすぐに使うことができとても自分にしっくりきました。
無料範囲でも十分な機能を搭載しているので、ライブ配信上に簡単にコメント表示できるツールをお探しの方は「わんコメ」試してみてはいかがでしょうか。