私は普段動画編集をするときは第6世代iPadや第2世代iPhoneSEで行っているのですが、動画編集そのものは十分快適にできるものの、動画データをHDDカードやSDカードなどどこかに移動させたりiPadに取り込んだりするときにApple純正のSDカードリーダやカメラアダプタを用意しないと行えないんですよね。
サードパーティ製のものもAmazonでは色々売っているのですが、ちゃんと使えるのか・壊れないかそのあたり気になります。
でもApple純正アクセサリーは高いですし・・・。
それで今まではWi-Fiカードリーダと呼ばれるものを使っていました。
RAVPower Wi-Fi SDカードリーダー「FileHub RP-WD009」
これめっちゃ便利なんですよ。
SDカードだけじゃなくUSBポートもあるので外付けHDDもNASみたいな感じで使えちゃいます。
ただこういうWi-Fiリーダーってデータ転送が遅かったり、アプリが落ちて転送に失敗したりといった欠点が・・・。
Wi-Fiなので仕方ないのですがもうちょっと安定していて、高速にデータ転送できるものなんかないだろうかと調べていたらありましたのでご紹介します。
データ共有おすすめアプリ
Microsoft Edge
Microsoft Edge
Microsoft Corporation無料posted withアプリーチ
データ共有アプリというよりブラウザなんですが、「Drop」という機能を使うことでPC↔スマホのデータ共有をシームレスに行うことができます。
アプリ版の場合は画面下センターのボタンをタップした所に、PC版は画面右サイドバーに紙飛行機のアイコンを押すと「Drop」を使用することが出来ます。
LINEのようなチャット形式でメッセージやファイルを送ることが可能。PC版Edgeならサイドバーに表示されるので、スマホで撮った写真や動画をそのままSNSやブログに投稿できるのが便利に感じました。
Microsoftにサインインする手間はあるものの、毎回ワンタイムパスワードを打つ必要がないので楽。何よりSend Anywhereのように広告が出まくることもないので安心。
PC版ならブラウザを開いている間だけですが、転送されたら画面右下に通知が表示されます。
ちなみにiPhoneなら標準搭載の「写真」アプリで共有「Edge」>「Microsoft Edge Dropに送信」で送ることもできます。
懸念点としては、データストレージにOneDriveを使用しているので(メッセージは保存されていない)、無料範囲だと転送データによってはすぐにいっぱいになる可能性があります。
各ファイル「・・・」ボタンの「削除」を押せばOneDriveからも削除(ゴミ箱に移動する)されるので、不要なデータは、こまめに削除することをおすすめします。
OneDriveから直接削除しても根本的には消えないので上記のやり方で削除するのがベスト。
Send Anywhere
Send Anywhere (ファイル転送・送信)
Rakuten Symphony Korea, Inc.無料posted withアプリーチ
Send Anywhereは、2012年にサービスを開始したファイル共有サービス。
クロスプラットフォーム対応iPhone・iPad・Android・Windows・Mac間を簡単にデータ共有が行え、またブラウザやGmailからも転送が可能。
データは暗号化されて送信されているため、第三者が開くことは困難ですし、一定期間もしくはデータ転送が完了すると共有データはサーバーから削除されるため、ヒューマンエラー以外のデータ流出は限りなく少ないと言えます。
データ転送速度はかなり高速な方で、SDカードからスマートフォンにデータ転送するより速く、そして安定しています。
スマートフォンで撮影した写真や動画をパソコンに転送するのに便利で、特にiPhoneからWindowsパソコンにデータ転送する際に重宝しています。
一度に送信できるファイルサイズは以下の通りです。
- 6桁キーで転送:無制限
- 共有リンクで転送:10GB
- デバイスにダイレクト転送:10GB
大容量データが扱えセキュリティ対策もしっかりしているのに無料で使えるのには驚きですよね。
無料と聞くと何か裏がありそうな感じはありますが、1年ほど使ってみて今の所目立つトラブルはありません。あえて気になる点を言うならば「広告」でしょうか。
6桁キー転送を使ってパソコンへデータ転送を行うときに、保存ボタンが小さくて間違えてサポートボタンを押してしまったりとか、
スマホアプリ版ではデータ転送完了後に画面が広告だらけになり思わず広告を踏んでしまいそうになるなどトラップ(?)が多いです。
ただ、慣れれば気になりませんし無料なのでこの辺りは仕方ないかなと。
広告が嫌な方は有料ですが広告を非表示にすることもできますし、iPhoneであればSend Anywhereアプリを開かずに「写真」アプリなどの共有でSend Anywhereを指定すれば広告を見ることなくデータ共有することができます。
最近PC版が重い気がする
なんか最近パソコンの動作が急に重くなったなぁと思うことがあり、タスクマネージャーを見てみると、Send Anywhereがデータ転送していないにも関わらずCPUを2,30%使っていました。原因は分からないのですが、常駐させるのはパソコンのパフォーマンスやバッテリー寿命を早める恐れがあるので、使わない時はタスクバーに潜ませるのではなく、完全に終了させておくことをオススメします。
PCにソフトを入れるのが嫌な人はブラウザ版がオススメ
Send Anywhereの公式サイトへ普段使っているブラウザでアクセスすれば、PC版ソフトをインストールしなくてもデータ転送が可能。
4GB程度なら問題なく送れそうなので、PC版が重たくてパソコンに入れたくない方はブラウザ版をオススメします。ただ、ダウンロード時に5~10秒の広告を見ないといけないので、すぐデータ転送してほしい方には向いてません。
AirDroid
AirDroid - File Transfer&Share
Sand Studio無料posted withアプリーチ
AirDroidは、iPhone・Android・Windows・Mac間をWi-Fi経由でデータ共有できるアプリです。
AirDropだとApple端末間だけしかファイル共有できないのですが、AirDroidだと様々な端末で写真や動画だけでなく、多種のファイルが簡単に共有できます。
本来はサインインして使うとモバイル回線でのファイル共有やリモート機能などが使えるのですが、単純にファイル共有だけ使いたい場合は、Wi-Fi環境内限定ですがサインインしなくても利用することができます。
クラウドストレージを経由せず直接スマートフォン間をWi-Fiで繋ぐのでスマートかつスピーディにファイル転送を行うことができます。
CopyTrans Apps
CopyTrans Appsは、iPhone・iPadのデータをパソコンに転送できるソフト。
CopuTrans公式サイト↓
CopyTransApps製品ページ↓
スイスのソフトみたいですが日本語にもしっかり対応。
ダウンロードが完了しましたら「Install_CopyTransControlCenter.exe」をダブルクリックしてインストール作業を行います。
インストールが完了しましたら「CopyTrans Control Center」を起動します。
起動しますと上記の画像のような画面が表示されます。
有料・無料色んなソフトがあるのですが、一覧の中の「CopyTrans Apps」の「実行」をクリックします。
(インストールがまだの方はインストールをクリック)
起動しますとデバイスの接続を要求されますので、iPhone・iPadをパソコンにライトニング接続します。
起動しますとこのような画面が表示されますので、後はデータ転送したいアプリのアイコンをクリックして、右側のファイル一覧にて、
- 「ドキュメントを保存」・・・iPad内の選択したデータをパソコンに保存
- 「ドキュメントを追加」・・・iPad内にパソコン内のデータを転送
- 「ドキュメントを削除」・・・iPad内の選択したデータを削除
といった作業を行うことができます。
私は普段LumaFusionで動画編集するのですが、「CopyTrans Apps」で問題なくデータ転送を行うことができました。
▼iPhone/iPadとPC間のデータ転送が行える「CopyTrans Filey」も紹介しています。